岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

江田参議院議長登板。

2007-08-08 22:39:33 | 国民と国会と政治
昨日のことではあるが、歴史的な出来事なので掲載しておこう。
この人のキャリアこそ、戦後の政治の流れと密接に通じている。
父親である江田三郎という人物は、今の若者には知る人が
少ないだろう。社会党の書記長を務めた人である。
岡山では、「虎」や「平沼」よりよほど高い評価があった。

その息子は、大学在学中は自治会委員長を務め、時の政府や
大学に異議を申し立てていた。
その後は裁判官になっていたが、政治家を志して、社民連という
組織を立ち上げた。確か菅さんと一緒だったと思う。
菅さんは、戦前戦後の代表的やさしき女傑「市川房枝」さんを
担いでいた。市民運動仲間といってよい。
先日亡くなった小田実氏も仲間だ。

細川政権では長官を務めている。
民主党では、面倒見のよい長老的立場になるのだろう。
しかし、参議院ではその長老的とか調整的という言葉に
封印をして、とことん議論を尽くす場を作ってほしい。
そのことが参議院の価値を増すことになる。

大いに期待したい。66歳である。


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