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広島県と兵庫県の友人が岡山に来てくれました。
どちらの県も訪問することが多いのですが、こと文化面に関しては知らないことばかりと思い知らされました。
全国的な視野(特に東日本)で見れば、岡山と広島は、どちらが大阪寄りにあるのかわからない人も多いようです。
大阪、神戸の次は、福岡という感じだそうです。
私たち、西日本のものにとっては、関東北部や東北の各県の位置関係がよくわからないことと同様でしょう。
簡単に位置関係を書きますと、大阪、神戸、姫路、岡山、福山、広島の順です。
倉敷、尾道、三原がその間にあります。
まず、広島県と岡山県という「なにか似ていると思われがちな県」の関係を書いてみます。
言葉(方言)は似ています。お互いにそんなことはないと言っていますが。
岡山市と広島市はとても遠いです。
200kmもあります。
200kmとは、岡山から東に行くと、京都南部の私の自宅までの距離です。
間に兵庫県、大阪府があります。
頭の中で考えるよりはるかに遠いのです。
江戸時代の藩でみると、広島は安芸、備後、岡山は備中、備前です。
ご存知のように、吉備の国が、備後、備中、備前に分かれました。
備後とは、広島県福山、尾道、三原です。
ですから、備中、備前の国、岡山と経済的、人的交流が盛んです。
広島県が大きく二つの圏域に分かれていると言っていいのかもしれません。
結論か言いますと、福山市は隣の街という感覚がありますが、広島市は(大阪、神戸が遠く感じるように)、はるか西にある街という感じです。
両県の隣の県といえば、実は瀬戸内海の対岸にあるのですね。
岡山県は香川県、広島県は愛媛県です。
古来から海上交通が発達していた瀬戸内海は、人の行き来も盛んだったのですね。
明治の初めごろまでは、船で宮崎から愛媛を経て岡山、大阪へと移動していました。
宮崎県出身の石井十次も、この航路で岡山に訪れ、やがて岡山孤児院を創設しました。
このように海上交通の重要性も忘れてはなりませんね。
さて、友人の来岡で、新しい知識を得ました。
四國五郎さんのギャラリーを運営しているNPO(その友人も参加)の話です。
私は、四國五郎さんについては、なにかのおりに名前を聞いたことがあるぐらいです。
とても情けないことです。
ホームページはこちらです。
これから学んでいきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
※冒頭の地図に岡山市の名が隠れています。どこでしょうか。愚問でした(^_^;)
わたし自身は岩手生まれ、北海道住まいです。こうして丁寧に説明され、地図を見ながらふむふむと思っても、やはりピンとくるものに手ざわり感がないものですね。大阪、名古屋の人は(東北を無視)東京の次は北海道だと思っている、というのがこちら側の定説です。
岩清水さんは岩手沿岸を歩きました。わたしもいつか、いわゆる表街道を通って三県を見てみたいものです。いつも裏街道と空です。通ってみれば、このあたりの事情にピンと来ると思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
貴兄のは楽しいブログですね。