岡山短大山口雪子准教授が教壇から外されたことの不当を訴えた裁判は、一審、控訴審、最高裁すべてで勝訴しましたが、
短大側は未だ教壇に復帰することを認めていません。許せない気持ちでいっぱいです。その山口雪子さんから[ゆっこ通信No.35]が届きました。
転載させていただきます。
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支える会の皆様へ
こんにちは、お世話になっております…山口雪子です。
前回の通信を事務局から送っていただいた後、少しご無沙汰になってしまいました。ご容赦ください。2月に岡山労働局を訪問し、3月に調停申請したのですが、年度替わりの人事異動による担当者変更もあり、同局から何の応答もなくて、皆様にご報告することが見当たらずにいました。そんな何の動きもなかった5月…徳島県立富岡西高校の「人権啓発講演会」に講師として招いていただきました。今までも皆さんの前でお話しさせていただくことはありましたが、富岡西高校は文武両道の進学校、全校生徒さんは700名弱、教職員の方は60名ほどおられるとのお話で…こんな大勢の人の前で話をするなんてはじめて!とドキドキの体験となりました。
とても真面目な生徒さんばかりで、すれ違えば元気に生徒さんのほうから挨拶をしてくれましたし、私のつたない話をメモをとりながら熱心に耳を傾けていてくれたそうです。このように招いていただき、聴いていただいただけでも有難く光栄なことでしたのに…先日、生徒さんからの感想が届きました。補佐員の方に支援いただいて、生徒さんの感想文を読みました。また徳島県立富岡西高校のホームページにも紹介されているとの情報に、早速、HPへアクセスして5月16日にアップされていた講演会報告を見させていただきました。HPには生徒さんの感想が一部抜粋という形で掲載されていますので、もし良かったら、ご覧ください。
HPの感想で感じていただけると思いますが、生徒さんは本当に、つたない私の話をしっかり受け取り、伝えたい本質をきちんと理解してくれていると思います。また、いただいた感想文にも共通していることですが、気づいたこと・理解したことを今後に活かしていきたいとの意思表明が全員の感想文の中に書かれていました。さらには、私の話を大人になった時に子どもたちへ伝えたいとコメントを寄せてくれている生徒さんもいて…きっと彼女・彼らが、私が思い描く共生社会を現実のものへと導いてくれる、次世代へとつなげていってくれると、とても嬉しく、感動しました。
短大は相変わらずな状況で、何をやっても改善は見込めない…と、心がふさぐ時も正直ありますが、生徒さんたちの感想文のお陰で、やっぱり諦めず問題解決を目指す態度と行動を貫こうと力をいただきました。貴重な機会をくださった徳島県立富岡西高校の皆様には心から厚く御礼申しあげます…本当に私自身が一番励まされ、力をいただいたと実感しています。ありがとうございました!
最近は動きもなく、あまり良い報せもなく、という状況でしたが…講演会に招いていただいて、とても幸せな喜びを感じることができ、皆様にご報告したいと思いました。動きのない、と申していました岡山労働局からも「3名の調停員を選定し、調停期日を今後確定する予定」との通知があったと、今日、代理人弁護士の先生から伺いました。次の通信では、調停の進行状況をお伝えできるかな…と期待しています。
なかなか問題解決に向かう様子が見えてこず、ご心配ばかりおかけしていますが、皆様からの励まし・支えを大切に、今後も諦めずへこたれずに取り組んで参りますので、どうかよろしくお願いいたします。
梅雨とは思えない雨の降り方や経験したことのないような暑さ…と過ごしにくく、心配が多い時期になってきたかと思います。皆様が大事なく、心身お健やかに過ごされていることを願い、祈っています。
いつも本当にありがとうございます。
2019年6月17日 山口 雪子
豊かな共生社会を子どもたちへ・・・ 山口雪子さんを支える会
事務局メールアドレス: yukiko-sasae@outlook.jp
ホームページ:http://yamaguti-yukiko-support.jimdo.com
フェイスブック:https://m.facebook.com/yukiko.sasae
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転載終わります。
お読みいただきありがとうございました。