夏休み中に函館旅行をして知った高田屋嘉兵衛の物語。そこで知ったのがゴローニン事件と当のゴローニンの筆による「日本幽囚記」です。
江戸時代半ばの、黒船が来るまだ50年も前の日本対ロシアによる国境付近での小競り合いがゴローニン事件。江戸幕府によって松前に捕らえられたゴローニンによる日本での記録は、そのまま当時の西洋人の目による日本の生活記録であり、また西洋人から見た日本人感が生き生きと描かれています。
この本、函館の資料館では岩波文庫から出版されているものと思いこみ、札幌の書店で探したところなんとすでに絶版になっていたのです。
困ったと思いましたが、古本でも良いと言うことに気づき、早速Amazon.comにアクセスしてみたところ、おお、上中下の三巻セットで2500円という価格で入手可能ということが分かり、札幌を出る直前に注文をしておいたのでした。
それが今日の夕方に届きました。状態は悪くありません。この3冊は、1996年秋の岩波文庫リクエスト復刊として復刻したものですが現在の目録にはもう載っていない今や幻の文庫本です。手に入って良かった~。
中身はこれから読むところですが、漢字が旧字体なのと訳文が古めかしいために、慣れないと少し読みづらいかも知れません。
高田屋嘉兵衛を主人公とした小説「菜の花の沖」の著者である司馬遼太郎さんは雑誌のインタビューに答えて、「日本幽囚記は当時のヨーロッパの日本人感がよく表されていて大変に優れた書物です。今の日本人はこういう本を読まなくなりましたが、大変残念なことです」と嘆かれておりました。
北海道に縁のあるものとして楽しみな本です。
ちなみにこの3冊、定価の合計が2220円で、入手した費用は2500円+送料340円。古本なのでカードでしか購入できませんが、高い?それとも安い?
※ ※ ※ ※
改めて、インターネットがあればこうした埋もれた蔵書にも巡り会い入手することができる社会になったのだなあ、と感心しました。
同時にまた「なんだ、本に関する限り、都会も田舎も関係ないじゃないか」という思い。道路さえつながっていて日本語が読めさえすれば、すぐれた知恵にたどりつくことは可能なのです。
本や知識への出会いの連鎖を前向きに捕らえましょう。
江戸時代半ばの、黒船が来るまだ50年も前の日本対ロシアによる国境付近での小競り合いがゴローニン事件。江戸幕府によって松前に捕らえられたゴローニンによる日本での記録は、そのまま当時の西洋人の目による日本の生活記録であり、また西洋人から見た日本人感が生き生きと描かれています。
この本、函館の資料館では岩波文庫から出版されているものと思いこみ、札幌の書店で探したところなんとすでに絶版になっていたのです。
困ったと思いましたが、古本でも良いと言うことに気づき、早速Amazon.comにアクセスしてみたところ、おお、上中下の三巻セットで2500円という価格で入手可能ということが分かり、札幌を出る直前に注文をしておいたのでした。
それが今日の夕方に届きました。状態は悪くありません。この3冊は、1996年秋の岩波文庫リクエスト復刊として復刻したものですが現在の目録にはもう載っていない今や幻の文庫本です。手に入って良かった~。
中身はこれから読むところですが、漢字が旧字体なのと訳文が古めかしいために、慣れないと少し読みづらいかも知れません。
高田屋嘉兵衛を主人公とした小説「菜の花の沖」の著者である司馬遼太郎さんは雑誌のインタビューに答えて、「日本幽囚記は当時のヨーロッパの日本人感がよく表されていて大変に優れた書物です。今の日本人はこういう本を読まなくなりましたが、大変残念なことです」と嘆かれておりました。
北海道に縁のあるものとして楽しみな本です。
ちなみにこの3冊、定価の合計が2220円で、入手した費用は2500円+送料340円。古本なのでカードでしか購入できませんが、高い?それとも安い?
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改めて、インターネットがあればこうした埋もれた蔵書にも巡り会い入手することができる社会になったのだなあ、と感心しました。
同時にまた「なんだ、本に関する限り、都会も田舎も関係ないじゃないか」という思い。道路さえつながっていて日本語が読めさえすれば、すぐれた知恵にたどりつくことは可能なのです。
本や知識への出会いの連鎖を前向きに捕らえましょう。