北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

プリウスとミステリーサークル

2010-03-17 23:38:57 | Weblog
 トヨタ製プリウスの急発進問題は相変わらず世間を騒がせていますが、だんだん悪ノリっぽいものも出てくるようになりました。

 本当かもしれないことにウソが混じると、逆に全体を正しく捕らえられなくなることにもつながってしまいます。それにしても背景はいろいろ…?


---------- 【ここから引用】 ----------
【サーチナ】米ABCトヨタ車・急加速のねつ造映像、背後に訴訟アドバイザーの影? 2010/03/16(火) 14:26
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0316&f=business_0316_186.shtml


  米ABCテレビは、ニュース番組で放映したトヨタ車の「意図せぬ急加速」の再現実験を行った、南イリノイ大学のデービッド・ギルバート准教授の映像は、操作して作られたものであると認めた。また走行中に、エンジンの回転数が上がる様子を記録したタコメーターの映像は、停止した車で、意図的に作り出したものであったと説明した。

  この問題に関して、複数の米メディアは、再現実験を行ったギルバート准教授は、ショーン・ケーンという人物に雇われていたと報じている。

  ショーン・ケーン氏は、セイフティリサーチ・アンド・ストラテジー(SRS)という自動車安全の会社を個人経営する専門家だが、トヨタ車問題の訴訟における、原告の弁護団のアドバイザーでもあるという。放送の中では、この関係は明らかにはされていなかった。

  自動車関連の専門記事を扱う「米オートチャンネル・ドット・コム」は、10日付けの記事で、ねつ造の背景について「ショーン・ケーンとは?ギルバートとABCの偽りのテストの背後にいる男」と題して報じている。

  記事では「ショーン・ケーン氏の経営する会社は、原告に代わってトヨタ問題の訴訟を弁護士と行っている。ギルバート氏の研究を指揮していたケーン氏は、自社がもっと利益を出せるような環境を作り出そうとしたようだ」と憶測されており、捏造問題に肯定的だ。

  また米デトロイトニュース紙も同様に「23日の公聴会で、ギルバート氏はSRSのショーン・ケーン氏から資金を支払われていた」と伝えており、一部のトヨタバッシングの背後には、訴訟に絡んで利益を誘導しようとする人物の存在があったことを指摘している。(編集担当:桐山真帆子・山口幸治)

---------- 【引用ここまで】 ----------

 科学的な知見で事実を明らかにして行けば捏造だったらだんだん分かってきそうなものです。

 不思議なのは、世界中で販売されているプリウスで急発進問題が騒がれているのはアメリカだけだということ。

 日本だって相当の台数が出ているのに、そういう問題はとんと聞かれません。特にこういうことにはうるさいはずのヨーロッパ各国からもこうした声が聞こえず、なぜアメリカだけは急発進するのでしょう?

 1980年代から1990年代に掛けてちょっとした騒動となったミステリーサークルも、次第にバリエーションが増えたり世界中で発見されたりと、UFO説、宇宙人説、プラズマ説などが飛び交った後に、結局人為的ないたずらだったことが分かり、今ではほとんど騒ぐこともなくなってしまいました。

 このことと急発進問題を短絡的に結びつけることは不謹慎かも知れませんが、なんだか同じような匂いがすると思えて仕方がありません。

 急発進がプリウスのせいだ、というのならそういう車が一台あれば一発で証明できるのですが、どうもそれが難しいといいます。再現実験ができないのも科学っぽくない印象。

 宇宙人がいる証拠は一人連れてくればいいのに、宇宙人がいない証拠は出しようがありません。

 プリウスの問題、地道に科学で解き明かせるのでしょうか。
コメント
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