北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

答弁調整の風景

2011-03-06 23:35:10 | Weblog
 二月議会は通常の議員一般質問のほかに、市長の施政方針演説に対する各会派の代表質問の時間がとられます。二月議会の会期の最初の一週間はこの会派代表質問と一般質問による論戦が展開されるのです。

 議員さんからの質問は大体がほぼ答弁の前日に取りそろうので、質問を作成して翌日の答弁を作成し始めるのは夕方の4時~5時くらいから。

 質問に対する答弁はどこの部課が回答を作成するかを振り分けて、できたところで市長、副市長以下幹部の前で文言の調整が始まります。

 文言調整は部ごとに各部の各課長クラスが説明をするのですが、この順番取りが大変。作成答弁の数が少なくても、順番取りが後ろに回ってしまうと他の部が終わるまで延々と待っていなくてはなりません。


    ※     ※     ※     ※     ※


 質問と答弁も、今市政においてホットな話題であれば作成する方もチェックする方も割とスムースに進むのですが、地域性の強い質問やあまり注目していなかった分野に対する質問があると、答弁案を見て初めて行われている事業の内容を知るということもあります。

「え~?それはどういうこと?経緯は?」
「それはですねえ…」

 
 このモードに入ると途端に答弁調整に時間がかかります。事実は分かっても背景教養が分からないと不安なのです。

 とにかく事情を知らないままに答弁をするわけにはいきません。ある程度は詳しく話を聞かなければいけません。


    ※     ※     ※     ※     ※


 このように、知らないことがあるというのは実に恐ろしいものです。 

 一つは自分自身の不明とこの話題を教えてくれる機会を作れなかった自分を恥じる思い。

 さらに、教えてくれようとしなかった担当職員の事情とは何か。教えなくても良いと思ったのか、教えたくないと思ったのか。

 実は知らせておいた方が良いと思っていたけれど、わざわざ部屋を訪ねてゆくような程でもなく、すれ違う機会も作れなかった…など。

 心根のところで通じていれば、ネットを使ったりすることで距離や時間を縮められることだってできるのに、壁になっているのは信頼関係が形成されていない心の壁なのでしょう。

 二宮尊徳も、田畑はまだなんと耕せるが、心の荒蕪はいかんともしがたい、というようなことを言っていましたからねえ。


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  さてところで、この答弁調整のおかげで市の中の様々な行政の実態や問題意識、数字データなどが分かることになるので視野を広げるにはまたとない良い機会でもあります。
 

 しかし、こんな作業を延々続けていると、翌日のための答弁調整が終わるのは夜中の1時過ぎになることも珍しくありません。

 でも答弁修正をする部課ではそれからさらに書き直したうえ印刷をして持ち込むので担当職員の帰宅はさらに遅くなってしまいます。

 幸い今日は日曜日で、明日の答弁調整は大体夕方5時くらいに終了することができました。

 時間がない中での作業なので大変な仕事ですが、議員の質問に答えるということは市民に対する説明責任の最たるところですから、少しでも良い答弁ができるようにここが踏ん張りどころです。

 職員の皆さんもあと一息ですから健康にだけは気を付けて頑張って欲しいものです。
 



【久しぶりの料理】
 ここのところ帰るのが夜遅くて家での料理などできなかったのですが、買ってあった豆腐が悪くならないうちにと、今日は久しぶりに麻婆豆腐を作りました。

 ずっと絹ごし豆腐で作っていたのを最近は木綿豆腐で作るようになりました。形が崩れなくて良いですね。


                 【美味しそうに撮れてない?(笑)】



 私が使う調味料は、豆板醤、甜麺醤、豆鼓醤、オイスターソース、中華練スープ、砂糖、しょうゆ、そして花椒(かしょう、ホアジャオ)。


                 【これがいつもの調味料たち】



 このホアジャオを強く効かせてパッと辛い「麻」の辛さを強調するのが自分好みの味なのですが、今日も美味しくできました。

 アツアツのマーボー豆腐とご飯って幸せだな。

 さて、明日からもがんばりましょう。 
   
コメント (1)
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