北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

被災者支援準備の輪が広がる

2011-03-23 23:44:11 | Weblog
 被災者支援の輪が広がりつつあります。

 昨日は市営住宅6戸に加えて民間会社からの申し出で、小修繕で使える18戸を確保した、とお伝えしましたが、同じ会社から「少し古いけれど40戸×4棟=160戸もお貸ししますよ」という考えが伝えられていたところです。

 こちらは使わなくなってからもう十年以上が経過しているために、大きな修繕をしないと使えるようにはならない様子。今日住宅の担当者らが現場を見せてもらって、やはり設備系は大幅な修理が必要なことが分かりました。

 基本的に民間事業者の施設に市の予算を投入することはできませんが、こちらも「必要なら当方(民間事業者さん)で修繕もするし、使われた後の利用も当方で考えます」というお考えのよう。

 しかしまだいったい何人の被災者がこちらへ来るかが分からない中で160戸を用意しておくというのはいささか無謀なので、とりあえず40戸の修繕をお願いすることにしました。

 これでちょっと時間はかかるものの、6+18+40=64戸が確保できそうなめどが立ちました。

 まずは住宅が問題ですから、この準備に向けた調整を引き続き進めます。


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 また、市内の不動産会社からも「空いているアパートの空き室を一時利用してもらっても構いませんよ」というお申し出や、一般の市民からも「ホームステイで何人か預かっても構いません」という連絡が入ってくるようになりました。

 またNPOの中にも独自で被災者の受け入れを考えているところが表れ始めたとも聞こえてきました。

 できればこうした情報は一元的に管理した方が良いし、行政手続きでバックアップするのはやはり市なので、市役所との連携を深めていただきたいところです。

 
 一方で、被災者の受け入れに関しては、市に移住してくるのかそれとも一時的な避難なのか、家財道具がないとするとどうやって調達するか、お子さんがいて学校へ行くことになるのか、生活資金のめどはどうか、健康保健はどうなっているか、健康支援はどうするか、一時的に市が支出するとして国や道などからの支援の見込みはどうか…などなど、様々な場合が考えられます。

 そのため、つい「もし○○だったらどうしよう」とあらゆるケースを想定して途方に暮れる感じがします。しかし今はある程度のことを予想しながらも、まずは受け入れに向けた準備を進める段階だと思います。

 社会福祉協議会や町内会などのご協力をお願いする場面も出てくることでしょう。

 まずは考えられる準備を進めておきたいものです。

 市民の皆さんが支援したくてうずうずしている感じも伝わってきます。

 そんな思いに応えるべく準備を進めていますので、「いざ鎌倉」というときにはご協力をお願いしますね。

    
コメント (2)
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