北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

お手盆で失礼します

2011-03-08 23:41:04 | Weblog
 いよいよ明日は三人の議員さんによる一般質問の最終日。

 質問の議員が三人なので答弁調整は早めの9時半に終了。久しぶりに早く帰ることができました。

 この時期は一般質問の対応と並行して、各常任委員会へ提出する資料や懸案事項などの調整も多くなります。

 一般質問が終わった後は、常任委員会での議案審議が始まります。各委員会担当の部長さんたちの勝負はいよいよここから。

 委員会でのやり取りで収まればそれで良いのですが、部長の説明で納得されない場合は、「市長総括」という形で最終的に市長が出席する委員会で市長が質問に答えるという場が用意されます。

 できるだけそこにはあげたくないのが部下の心理ですが、「どうしても市長の考え方を訊きたい」という方もおられるので、それには説明をしなくてはなりません。

 まだまだ気の抜けない日々が続きます。


    ※     ※     ※     ※     ※


 先週の土曜日に近くのショッピングセンターへ行って買い物をしていたら、「掛川茶」という名でお茶が売られていました。


                 【丸川製茶?聞いたことないなあ…】


 NHKの「ためしてガッテン」でがん予防に効果があると放送されてから爆発的に売れている掛川茶ですが、桜前線ならぬ掛川茶前線もついに釧路へ到着したのでしょうか。

 しかし最近は名ばかりの便乗掛川茶もあるみたいだし(またまた便乗で違うところの産地では?)とちょっと疑心暗鬼気味。

 売っている会社も「丸川製茶」とあります。(掛川で丸川製茶なんて聞いたことがないなあ)と、お茶を手に取って商品を良く見ると、これは掛川市板沢の「丸山製茶」の間違い。

 おお!丸山製茶さんなら間違いはありません。私も何度も買いに行った掛川でも指折りのお茶屋さんの一つです。これは本物です!

 ふーむ、ついに釧路まで丸山製茶さんの掛川茶がやってくるとは。感慨もひとしおですねえ。


    ※     ※     ※     ※     ※


 ところで、掛川茶が美味しいとして、本当に美味しく飲めているのかどうかが実は微妙。

 掛川茶は深蒸しで、葉がぼろぼろの粉っぽくなるのが特徴なので、茶葉を濾す網がちゃんとしていなくてはいけません。

 カップ網を入れるタイプの急須もあるけれど、これではお湯を注いだ時に茶葉がぱーっと広がりません。やはり大きな器で茶葉を広げてあげたいものです。

 そんなわけでお奨めなのは私も使っている帯網の急須。これが今のところ一番使いやすいのですが、掛川茶を売るということは、実はこういう茶葉に適した道具とともに売らないと、本当の味わいが伝わらないということでもあるはず。


                 【これが帯網の急須、掛川茶がよく出ます】



 お湯も一度沸騰させてから70℃くらいまで冷まして使うのが良いので、そうなると「湯冷まし」だって良いものが欲しくなります。

 掛川にはこういうトータルな掛川茶の世界で売ろうよ、と地道な歩みを繰り広げてきた友人もいて実に共感できます。茶葉が売れれば何でも良いというわけではないのです。お茶の世界を知る人が増えてほしいのです。

 給仕盆がない時に「お手盆で失礼します」なんて言いぐさ、仕草がまた良いでしょう?

 日本人の生活に溶け込んだお茶を単なる健康ドリンクの一つとして貶めずに、ふくよかな精神世界まで知っていただきたいですね。

 



【うまい掛川茶の入れ方】掛川茶商協同組合



 http://bit.ly/fTMX8U



【万古焼の急須】いろいろな網の種類があります。
 http://bit.ly/dPlYFJ
コメント (3)
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