北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

阿寒湖旅館組合でも受け入れ態勢

2011-03-25 23:34:31 | Weblog
 被災者受け入れについてのさらなる動きです。

 今般の地震や津波で被災された方々に関連して、災害救助法に基づいて被災県から各都道府県に対して受け入れの協力依頼があった場合には積極的に受け入れて欲しい、という文書が全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会を通じて、厚労省と観光庁から出されたそうです。

 これを受けて道庁では全道のホテル旅館生活…組合に対して受け入れ可能な施設と部屋数などを調査。阿寒湖温泉旅館組合でも早速協議をして600室、2000名まで可能と回答をしたそうです。

 被災者受け入れの流れは、被災県から北海道災害対策本部へ被災者受け入れの要請があり、上記全道で事前に登録してあるホテル旅館に対して受け入れの依頼が来ます。

 現地までの被災者の移動については国の責任において手配をし、被災者を現地まで連れてきてくれるのだそうです。

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 受け入れるホテル旅館では、適宜部屋割りをしてお世話をしますが、その際には一人一泊三食5千円を国と道で負担してくれることになっています。

 とりあえずは4月30日までの受け入れ態勢の調査と言うことで、5月以降は別途調整をすることになっています。

 ポイントは都道府県において調整をすると言うことなので、個別に市や親戚、あるいは直接現地のホテルに連絡をしてもダメで、その際は道庁あるいは地方振興局に連絡をして調整をして頂かなくてはなりません。

 実際に被災をした方については被災県の役割として被災者の証明をして依頼されると言うことなので、現地で個人的に不安だからと言って個人的にやって来られても対応は難しいわけです。

 被災者と必ずしも被災者ではない人を分けて考えなくては行けないのでその根拠を「行政からの依頼」ということに求めています。


 阿寒湖畔での旅館組合での対応は方針が出されたようですが、市内の旅館組合やホテルの対応は現在調査中。黙っていても情報は入ってきませんから、積極的に歩き回らなくてはなりません。


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 ただし、ホテルでの一時的な避難であれば部屋や食事、お風呂なども満たされることでしょうが、やがて市内で自活すると言うことになると、引き続き様々な支援が必要になることでしょう。


 市民やNPOの動きも活発化してきましたが、是非ともこうした情報を共有してそれぞれの得意分野で力を尽くして頂きたいところです。

   
 橋の最終電車で札幌へ戻ってきました。途中で線路上のシカを轢いたらしくて緊急停車のうえ、10分の遅延。

 エゾシカ被害を受けたのは初めてでした(苦笑)
コメント (2)
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