北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

利尻礼文二島めぐりのあいさつ回り

2015-04-17 23:35:26 | Weblog

 行ってきました、利尻・礼文の二島の日帰りあいさつ回り。

 今日の行程はまず礼文島へ行き、それから利尻島へと回る予定なので、朝6時30分の礼文島香深港行きのフェリーに乗船。薄曇りながら太陽の姿も見えていて明るい朝の出港です。

 船はそれほど揺れもせずに定刻通り8時35分に無事香深港へ到着しました。風が強く吹いていましたが、利尻富士が間近に見えて雄大な姿です。

 

 まずは礼文町をお訪ねして着任の挨拶と、併せて今年度の事業の概要などを説明。礼文町からは昨年8月の豪雨災害の際に、東海岸と西海岸を結ぶ道路が不通になって物資が運べなくなった集落に港湾業務艇で物資輸送支援を行いました。

 礼文島での稚内開発建設部の仕事は港や漁港の整備ということに限られますが、災害時の支援などでは日頃からの関係を深めておきたいところです。

 
 礼文町での意見交換を終えた後は、利尻行きのフェリーまで少し時間があったので、島に置いてある官用車で島の南側を視察して回りました。丘の上からの利尻島は雄大で、映画「北のカナリアたち」でのシーンを髣髴とさせました。

 撮影時に使われた学校のセットは今も「北のカナリアパーク」という形で残されていますが、オープンは5月1日からだそう。

 花の季節は5月末から7月一杯くらいまでだそうですが、今年は早目に行きたいものです。

      ◆  

 次に10時50分香深発利尻島鴛泊行きのフェリーに乗り込みいよいよ利尻島へ。以前に礼文島へ入ったことがあるのですが、利尻島は生まれて初めてです。

 少し風が出始めて船が揺れましたが、まあ40分ほどの船旅。

 鴛泊港にはボーディングブリッジという、船の二階部分に直接繋げられて雨や風がしのげる船渡し橋があるのですが、風が強くて船が揺れるためにこれが使えませんでした。

 そのため以前と同じく直接岸壁に板を渡して降りることになりましたが、利尻町さんからの要望はまさに折角できたこのボーディングブリッジをしっかりと使えるようにしてほしいというもの。

 担当の港湾事務所がそのあたりは準備を進めているとのことで、地元の期待にしっかりと応えたいところです。

 観光で言うと、かつては3月から12月まで年間20万人もの人が島を訪れていたのが、今ではほぼ夏のシーズンに限られてきて入れ込みも約半分になっているのだとか。

 しかも台湾や香港、中国など海外からの来訪者が増加しているということで、島でも外国人観光客の受け入れ態勢を強化しているところだそう。

 また漁港関連でも衛生面を強化するような屋根施設が整備されたりしていて、漁業を支えるインフラ作りにも期待の大きさが示されました。
 
 利尻町の保野町長さんの名刺は蛇腹になっていて、うち一枚は利尻ふれあい温泉の無料温泉券になっています。これは使いたくなるのでまた島へこなくては、という気持ちにさせます。アイディアですね。

 最後にお訪ねしたのは利尻富士町役場。こちらでも港と漁港関連での要望を強くいただきました。
 港インフラの整備はもちろんですが、災害時の支援対応でも連携を深めさせていただきたいところです。


      ◆   


 利尻島には港事業関連の車と運転手さんがいるので、島を一周しながら視察をしてきました。

 利尻富士町のオタトマリ沼という沼からは晴れていれば利尻富士が眼前に迫るように見えるのですが、ここからの風景が実は「白い恋人」の包装に使われています。

 案外気が付かないのですが豆知識ですね。


 さて、利尻島からは17時発のフェリーで稚内へ寄港。念願の利尻島に渡ることができて今日は充実した一日でした。

 それにしても日帰りでの二島めぐり。移動だけならできることは分かりましたが、次回は家族や友人を連れてプライベートでも離島観光を楽しみたいものです。早く予定を立てなくては。

 同行してくれた職員諸兄もお疲れ様でした。

コメント
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