稚内市が整備を進めていたフェリー乗り場のボーディングブリッジが完成し、今日その完成記念式典が挙行されました。
ボーディングブリッジとは、飛行機に乗るときにターミナルビルから直接乗り込めるようになっている橋渡しの施設で、これをフェリー乗り場でも整備したのです。
稚内は風の強い町ですが、利尻・礼文の離島もやはり状況は同じ。今まではターミナルビルから一度階段で岸壁のエプロンへ出て、そこからタラップで船に乗り込んでいました。
風だけならいざ知らずこれに雨や雪がついたら乗り込む乗客には苦渋です。またこれまでは岸壁からタラップで船に乗り込んでからさらに狭い船の中の階段を上がって客室へ向かっていました。
このボーディングブリッジができたことで、ターミナルビルの二階から直接フェリーの二階へ乗り込むことができ、すぐに客室へ向かうことができます。
実はこのボーディングブリッジ、稚内港だけではなくて既に昨年利尻町の鴛泊港、今年の三月に礼文島の香深港で完成しており、今日の稚内、そして来月に利尻島の沓形港でも施設が完成し、地域が一帯となって利便が向上します。
島の乗客の高齢化も進んでいることや、さらに観光客にとっての利便やホスピタリティがおおきく改善することで地域の暮らしが良くなり乗船率の向上も期待したいものです。
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今日は地元選出衆議院議員の武部新先生を始め道議会議員、関連自治体の首長さんなども集まって、記念式典が行われ、その後に礼文島行き、利尻島行きのそれぞれのボーディングブリッジの渡り初めを行いました。
このブリッジの供用に伴っては、フェリー船の側でもボーディングブリッジに連結できるよう乗船口を改良したとのこと。
利便の向上した利尻・礼文行き利礼航路ぜひ離島の観光にお越しください。
ちなみに私も五月末に家族とともに島旅行を計画中。晴れて花が咲いていると良いのですが。