北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

豊富の新しい味覚二つ(三つかな?)

2015-04-25 23:45:12 | Weblog

 昨夜は豊富温泉の川島旅館で、地域のキーマンたちと楽しいお酒を酌み交わしました。

 豊富温泉では、温泉宿に若い後継者が戻って来ているほかに、外部から観光やまちづくり関係で移住をしてくる人がいて、そうした人たちが地域に活力を与えています。

 ヨソ者としてやってくると、様々な外の人ならではの発想があるかもしれないし、逆に溶け込むまでの間にいろいろな人たちとの軋轢もあるかもしれません。

 しかしそれらを乗り越えて新しい世界にチャレンジできる可能性があるのも外の発想を持っている人たちです。

 大いに活躍して地域の魅力を増してほしいと思います。


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 さて、ここならではの美味いモノを二つご紹介します。

 一つ目は昨日のブログでちょっとだけ言いかけた、豊富牛乳の副産物としてできるバターを利用したおかず。その名も「かつおバター」。

 とにかく生乳をたくさんつくるだけあって、その副産物としてバターも大量にできあがります。

 もちろん業務用として売りさばかれるものですが、せっかくこの地域で作られる産物ですから地域性豊かな特色ある食材として利活用できないか、とここ川島温泉のご主人がいろいろなものとの組み合わせを考えています。

 そうしてその一つが『鰹節とバターを混ぜたもの』で、炊き立てで温かいご飯の上に乗せてちょいと醤油を垂らして食べるという食べ方の提案。

 子供って白いままのご飯ってちょっと苦手なもので、私の思い出の中では、よくふりかけや副食を工夫しながらご飯を食べていたもので、その中の一つに醤油バターご飯がありました。

 大人になってからはさすがにやらなくなりましたが、今日の朝ご飯でこうやって出されて食べてみると、切ないほど懐かしい味がしました。

 あまり鰹節が強くは出すぎずに、バターと醤油の風味が強く口の中に広がり、同時にそれは両親兄弟で食べた昔ながらの朝ご飯の思い出そのもの。とっても懐かしくて涙が出そうでした。

 そういえばご飯に牛乳をかけて食べるなんてこともありましたが、その時の牛乳はまさにここ豊富のような濃い牛乳でした。今の子供たちはこんな食べ方をしているのかなあ。


       ◆  


 そしてもう一つはもはや名物と言ってよい牛乳プリンですが、最新作が二つあってそれがこの「塩プリン」と「醤油プリン」。

 以前「紅茶プリン」も美味しいと思いましたが、塩と醤油で来るとは…。つぎは味噌味かなあ。まるでラーメンみたいですが(笑)

 ちょっと不思議な味ですが発想が面白いですね。

 アトピーに効果のある温泉という地域素材もありますが、さらに地域を活性化させようという、発想を実践に移してゆく若い人たちのエネルギーを感じます。

 豊富町ってちょっと注目してほしいと思います。
 

 

 

コメント
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