北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

利尻の「味楽」のラーメンが自宅で作れる…かも

2015-12-22 23:33:35 | Weblog

 

 利尻島に「味楽」というラーメン屋さんがあるのですが、ここはミシュランガイド北海道2012でビブグルマンを得ているところ。

 利尻島へ行っても、シーズンであれば開店前から列ができるほどの人気店です。

 こちらの自慢は地元産の利尻昆布をふんだんに使っていることで、離島ならではの味わいがラーメンの人気に繋がっています。

 
 年末が近づいて、建設業関係者のを始め多くの方がご挨拶で職場を訪ねてきてくれます。今日もある会社の方達が挨拶に来てくれたのですが、そのなかの一人が「実は私、もう一枚名刺がありまして…」と、差し出された名刺を見ると、なんとこの「味楽」のご主人でした。二足のわらじを履いておられるのですね。

 「味楽」のご主人とはフェイスブックでもお友達になっていて、しばしば私の記事に「いいね」をくださるのですが、お会いするのは今日が初めてで嬉しい出会いとなりました。


「私もこの秋に利尻島を訪ねた際に、味楽さんのラーメンを食べました。美味しかったです」と言うと、「ブログにも書いてくださっていたのを読みました」と喜んでくれました。

 そして、「実は今度どういう行程でラーメンを作るのかを動画でアップしようと思っているんです」とおっしゃいます。

「ええ?それって企業秘密じゃないんですか。真似されますよ」というと、「全然かまいません。まともにやったらあの値段では出せませんから(笑)」と笑います。

「ほー、味楽さんのラーメンは『スープに利尻昆布をたくさん使っている』とは噂に聞くのですが、実際はどういう材料なんですか?」
「はい、鶏の骨や豚骨、それに野菜なども煮込んで作ります。それだけでも普通のラーメンのスープとしては十分なんですが、そこに利尻昆布を大量に入れています。だから同じ材料で真似をしても、それを原価計算したら一杯千円以上のラーメンになっちゃうんです」

「ではどうやって原価を抑えているんですか?」
「はは、身内が昆布漁師ですからその手伝いというか、結局自分で昆布を採っているので昆布がたっぷり手に入るんです」

「なるほど!」

  
       ◆  


 実はご主人は、生まれた故郷は函館なんだそう。

 それが仕事で利尻島で4年ほどを過ごし、当時は沓形港近くに住まいしてとても楽しかった思い出があるのだそう。

 それが次第にお店が少なくなっていくのをみて寂しい思いがしていて、職場の早期退職に応募したときには、『沓形でラーメン屋をする』ということを自然に思っていたそう。

 人生には不思議な縁がありますが、土地にも不思議な縁があったというお話。

 あーー、また利尻島へ渡って味楽さんのラーメンが食べたくなりました。動画が出たら利尻昆布を使って、見よう見まねで自宅で作ってみたいものです。

コメント
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