フェイスブックを開いていたら、掛川の友達が札幌へきているという記事が載っていました。
(なぜこの私に連絡が無いのだろう?)と思いながら、「どうして札幌にいるの?明日はどうするの?」と訊いてみたところ、「明日は朝8時に道庁赤レンガを出発して倶知安まで毛無峠越えで110kmを走る」とのこと。
「ツール・ド・北海道並みだなあ。本当にそのコースを走れるのかな?」と思いながらも、せっかくなので早起きをして皆に会うために自転車通勤スタイルで赤レンガへと向かいました。
到着するのが早すぎたのと待ち合わせ場所が道庁赤レンガじゃなくて、赤レンガ広場だったことでちょっと会うのが遅くなりました。言い方が紛らわしかったね。
…で、なぜ掛川の彼らがここにいるのかというと、道商連が「北海道・静岡サイクル交流ツアー」という企画を始めて、北海道の自転車観光に意見をもらうために静岡から自転車観光が盛んな静岡でサイクリング観光の普及に携わる現地の専門家、ということで招かれたのだそう。
掛川でスロ―ライフを始めて、その中で自転車に着目して天竜浜名湖線の車両に分解しないまま自転車を載せたツアーをしてみたり、まあかなりスローをキーワードにして自由にやらせてもらったことが今なお現地掛川では生きています。そしてそれを続けることでいつしか時代の先駆けになっている。
スローライフとして示されたキーワードも、「この生き方は正しいし、そういう方向に向かうと良い」という思いはありましたが、口先だけの理念ではなく、地道に自転車観光、地域での自転車ツアーガイドという実際の活動につなげそれを継続させていればこその、先駆的立場です。
掛川を離れて12年がたちましたが、あの頃知り合った仲間たちが今日いよいよ活躍し始めたというのが嬉しくてたまりません。
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…で、赤レンガ広場で会った掛川の皆さんと会い、一緒に旅をする地元のサポート隊と合流。彼らはこれからいよいよ小樽~倶知安方面へロングライドの用意をしていたのですが、私も自転車通勤のスタイルで会いに行ったものだから、「お?小松さんも参加するの?行きましょう~」という悪魔の誘い。
私もそう言われてしまうと、「そうだよな、わかった、市内観光ぐらいまでならガイドするわ」と、つい調子に乗ってしまいました。まあこれが掛川流なのです。
ツアーリーダーに従って、道庁をスタートしてまずは北大の構内を観光。クラークさんの銅像に農学部の建物周辺、ポプラ並木、イチョウ並木などを見学しましたが、「私は何度も札幌に来ているんだけど、ポプラ並木は初めて見た!」という感動の声が。自転車だったら広い北大もスムースに見て回れますし、案外見ていない観光地ってたくさんあるのです。
結局、小樽方面へ向かって自転車を走らせること30分。なんと私の自宅のすぐそばまで来たところで時間となり一行と私はここでお別れ。参加者一行は、そのまま小樽方面へと向かって走ってゆきました。
私の方は、結局また家から職場までを自転車で走ることになり、本日二度目の通勤をする羽目に(笑)。
北海道は、広い大地にどこまでも続く道路、とフィールドとしては最高の部類なのですが、それを支えるようなガイドサービスの人材がまだ十分とは言えません。
掛川の先進的な事例を北海道へも移植して、本当の意味の自転車天国が実現すると良いですね。
来てくれてありがとう。今度は掛川で会いましょう。
【おまけ Hさん、また参加ですか(笑)】