いつもの釣り仲間からお誘いがあって、小樽港の岸壁でハゼ釣りに集合しました。
昨年参加した際は、小物選手権の様相になり、4センチほどのハゼしか釣れなかったのは苦い思い出の一つ。
しかし今日は、全体に魚の活性が高く、下手な私でもそれなりの釣果があって、楽しい釣りになりました。
同行の女性陣も、自分たちを初心者と言いながら、結構な数を釣り上げてベテランを脅かす存在に。
ハゼもそろそろ大きくなりかける走りの時期で、たまに20センチ弱のサイズもかかりこれは食べごたえもありそうです。
もちろん我が釣り集団は、現地で調達したハゼを天ぷらでいただくということを端から目論んで、油に天ぷら粉にバーナーの用意はもちろん、その道のベテランが岸壁の片隅でハゼの中骨をとって下拵えをするという、熟練の技の集まり。
あっという間にその場で釣り上げた大ぶりのハゼの天ぷらができあがります。
『江戸前』という言葉がありますが、こちらは『蝦夷前』かな。こんな料理は築地でも食べられないでしょうねえ。
ベテランの一人が、「同じ時を小樽観光で過ごしている人たちも多いだろうけれど、小樽って買い物や見物だけが魅力じゃないんだよねえ」と笑っています。
女性陣の持参してくれたお握りとデザートで贅沢な海辺のランチ。
皆さんお世話になりました。
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さて、釣り上げた魚はお土産にして、家に帰ってから捌き、妻と一緒に天ぷらを楽しみました。
今日の釣果を数えてみたら、ハゼが9匹、アブラコ(アイナメ)が2匹、黒頭(カレイ)が一匹というもの。
私も見よう見まねでハゼと油子の中骨を取って天ぷらにし、黒頭は唐揚げでいただきました。
いただいた命を全うして、夏休みらしい優雅な一日となりました。