北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

頼られているうちが花 ~ 患者指定献血という人助け

2019-06-19 23:24:13 | Weblog

 おとといの月曜日に突然スマホの電話が鳴って、出てみると赤十字献血センターからの電話でした。

「小松さんのお電話でしょうか」
「はいそうですが」

「こちらは赤十字献血センターですが、実は小松さんのHLAが適合する患者さんの手術があって、血小板献血をしていただきたくてお電話いたしました」

 私の場合、献血の際に白血球の型であるHLA型も登録してあるので、極たまにこうした患者指定の献血を要請されることがあります。

 患者さんによってはHLA型が合った血小板でなければ副作用が出る場合があるのですが、HLAの型が適合する確率は数百人~数千人に一人、という希少な割合。

 そのうえ、「大変申し訳ないのですが、できれば今週19日の水曜日に献血をしていただけると助かります」とも。

 随分切羽詰まった話ですが、スケジュールを見ると折よく今日の午前中は何も用事が入っていませんでした。

「わかりました、良いですよ。朝10時からで良いでしょうか」
「ありがとうございます。10時は大丈夫ですのでよろしくお願いいたします」

 そんなわけで今日の午前中は血小板献血へ行ってきましたが、普段よりは明らかに感謝のされ具合が違って、終始良い待遇で迎えていただきました。

 おまけに、「もしよろしければ、血小板を普段よりも少し多めにいただけますか」というリクエストもあって、「もう何でもやりますよ」とエブリシングOKな私。

 人間、頼られているうちが花ですし、頼られたら応えるのが社会の中に生きる者の務めでしょう。

 「明日は我が身」

 助ける側と助けられる側がいる、ただそれだけのことです。


    ◆


 献血を終わった後のお土産が普段よりちょっと多いような気がしたので、受付の若くてかわいらしい女性に、「最近はこんなにお土産をくれるんですか?」と訊いてみたところ、「患者指定の献血をしてくださった方にはお礼の意味で少し多くしています」という答えが返ってきました。

 今日の記念にしっかりいただいて帰ってきましたよ。

 何かあればまたご用命ください。

コメント
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