北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

人生で縁のある町

2023-11-09 23:44:42 | Weblog

 

 明日から盛岡市で開催される日本都市計画学会全国大会に参加してきます。

 先月大曲の花火を観に行った際に宿泊したのも盛岡市の駅前のホテルでしたが、今回も前夜祭が盛岡駅裏で開催されるので、宿泊は盛岡駅前です。

 滅多に行かない道外の旅ですが、二カ月連続して同じ町に泊まるというのはなかなかありません。

 ただ釧路市の副市長をしていたときに、石川啄木関連のイベントで岩手県を訪ねたときも宿泊は盛岡市でした。

 盛岡って、宮沢賢治と石川啄木と言う近代文学史に燦然と輝く二人を輩出していてこの二人の文学館なども観光の名所になっています。

 それ以外にも町全体が整っていて、品格の高い町だと感じています。

 世の中には一生のうちに一度も行けずに終わる町が多い中、何度も訪れる機会がある町、まして一度でも住んだことのある町と言うのはどんな縁があったのでしょうね。


      ◆


 数えてみたら私が人生で住んだことのある町の数は9つでした。

 案外少ないな、と思いながら札幌市内で6か所、稚内でも4か所移り住んでいたりするので引っ越し回数は多いのです。

 この歳になると、以前住んでいた町の住んでいた場所を訪れたくて仕方がなくなります。

 行ったところで様子はすっかり変わっていて、当時の面影が全くないことが多くあります。

 稚内の声問では当時の家どころか何の跡形もないところもありました。

 それでも「かつてここに住んでいたんだなあ」と思うと懐かしさと郷愁が押し寄せてくるのです。

 歳を取ると未来よりも過去を振り返ることの方が多くなってしまうのかもしれません。

 敢えてまだまだ未来のことを考えるようにしなくてはいけないでしょうか。

コメント
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