先日道産子の友人と飲んでいたら、「それ、さもさもしいんだ!」と聞きなれない方言を使いました。
「今なんて言ったの?」
「"さもさもしい"だよ」
「何それ?聞いたことがないよ」
「言わない?さもさもしいってさ」
私も北海道に生まれて65年が経ちましたが一度も聞いたことのない方言です。
聞けば、「一見上手そうに見えるような恰好をしているけれど、実はあまり上手ではない」というようなときに使う言葉なんだそう。
「例えばだけど、釣りなんかで、かっこいいウェアを身にまとって道具も良さそうなものを使っているけれど、キャストの仕方を見たら(あれれ、あんなもんなの?)と、思ったほどではないようなときに『さもさもしいよな』っていう風に言うんだ」
"さもしい"と言うと「あさましい」というような意味になってしまいますが、「さも(上手そうに見せて)」×2くらいな感じでしょうか。
方言って、その瞬間の様子や感情を表すものなので、必ずしも標準語にうまく訳せないのですが、どうやらそんなことらしいです。
もし違っていたらご指摘してください。
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さて「さもさもしい」
どうやらあまり良い意味ではなさそうなので、「さもさもしい」なんて言われないようにする方が良いですね。
初めて聞きましたが、北海道でもまだ知らない方言っていっぱいありそうです。
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