北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

掛川で花の香楽会を楽しむ~花の香の濁り酒

2010-03-21 23:12:47 | Weblog
 掛川で一泊して、今日は掛川市小貫にある土井酒造(株)さんで開催される「花の香楽会~最終章陶酔の宴」に蕎麦打ちとして参加してきました。

 昨夜の掛川は、朝方に目が覚めるほどのものすごい雨が降ったのですが、朝になってみると前線が足早に過ぎていったようで、お日様の姿も見えるほど。

 ところがそのお日様がもやって霞の向こうに見えます。どうやら強風に乗って大陸から黄砂が飛んできたようで、遠くの山が見えないほど。こりゃすごい。

 会場も遠くの山が霞んで見えます




    ※    ※    ※    ※

 さて、この花の香楽会は、地元の老舗蔵元「かごのはな」の末裔であり、また東京学芸大学の学長でもある鷲山先生の思いから始まりました。その思いとは明治時代になって姿を消した幻の銘酒「花の香」の復活。

 もはや作り方も分からないこの酒づくりを、地元が受け止め、酒米づくりを地元の世話人達がイベントとして行い、酒造りは地元の造り酒屋で人気日本酒ブランド「開運」を誇る土井酒造(株)。このコンビによってこの季節に花の香は世に送り出され、毎年それを記念して開催されるのがこの「陶酔の宴」というわけです。

 様々な酒が出てくるのは当然として、地域で関心を持つ人たちがそれぞれ手料理や得意技を持ち寄って日曜のひとときを楽しもうというのですが、蕎麦を振る舞う世話人の声掛けに応える形で、蕎麦打ちの裏方としてお手伝いをしているわけです。





 今回は例年の田舎蕎麦に加えて、お約束の変わり蕎麦としてちょっと季節の遅い「柚子蕎麦」を振る舞いました。

 先週練習したのでまだ覚えていましたが、やはり更科粉は難しい。薄く伸す前に周辺はボロボロになってくるし生地の真ん中も薄くなって割れてゆくので苦労しました。

 でももの珍しさも手伝ってか、柚子蕎麦は案外好評でまずはほっとしました。





 どうやら毎年このイベントでは、お腹を満たす田舎蕎麦と、一口の爽やかさを味わう変わり蕎麦のペアで振る舞うのが恒例になってきたようです。
 
 来年も参加できるとしたらどういう蕎麦にするか様々な技のバリエーションを考えて増やしておかなくては。

 花の香の今年は、濾過しない濁り酒を造ってみたのだそう。こちらも酒造りの様々な技を駆使して新しい酒造りに挑戦です。


    ※    ※    ※    ※

 土井酒造さんの正門です。桜の花が開花しました。

 そのたたずまいのなんと凛としていることか。工場にもとっても風格があるのです。


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28年ぶりの同窓会

2010-03-20 23:15:22 | Weblog
 卒業以来28年ぶりとなる、大学の同窓会をやりました。

 中には卒業以来会ったことがある人もいましたが、実に28年ぶりに会う級友もいて楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

 部屋に入ってくるとすぐにあの頃にタイムスリップして、昔と変わらない関係に戻れます。私があまり覚えていないエピソードを他のみんなは実に良く覚えていて笑いが絶えません。

 かまくらを作って中でジンギスカンをしたら、全員が外に出ていた一瞬の間に屋根が潰れてあわや事故になるところだった話だとか、着ていたシャツが押入で一年経ったらカビでカラフルになっていたとか、まあたわいのない話ですが大盛り上がり。

 昼の1時半から飲み始め、お店のご厚意で夜の6時半まで押さえた会場をさらに延長をかけてしまいました。時間をこんなに短く感じたのは久しぶりです。後で聞いたところまだ残っていた友人達は夜の8時半までいたそうです。


 私はと言えば、名残惜しい会でしたが夜7時に中座をして今日の夜から再び掛川入り。掛川の友人宅へ泊まって、結局夜9時から夜の2時まで飲み明かしていました。

 明日は土井酒蔵さんで花の香楽会という会合で、お酒の蔵出しイベントへ参加します。

 連休が晴れると良いのだけれど。
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日本の医療費の現実~もう限界が…

2010-03-19 23:51:37 | Weblog
 医療費の現実についてはなかなか理解されません。お医者さんは高額所得者として儲かっているのではないか、という印象と、その一方で勤務医は連続30時間以上も働かされる苛烈な職場環境だという印象の両方があります。

 お医者さんが儲かっているという印象からは、もっと費用を安くすべきだ、効率化して医療費を削減すべきだという論調が生まれます。

 小泉政権下では医療費を抑制しなければ財政が破綻するという論理で毎年2千億円ずつの医療費削減が行われました。

 ところが最近は日本の医療水準を活かして海外から医療旅行を招こうなどという話しも出始めています。そんな動きに対するお医者さんからの声がありました。

---------- 【ここから引用】 ----------
    
「医療を成長産業に」なんて夢のまた夢
武蔵浦和メディカルセンター ただともひろ胃腸科肛門科 多田智裕
2010年3月19日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp
------------------------------------------------------------ 
 中医協(中央社会保険協議会)での今年の診療報酬改定の議論が終了した翌日の2月11日、長妻昭厚生労働大臣は「医療政策サミット」(日本医療政策機構主催)で講演を行いました。

 長妻大臣は講演の中で次のようなことを語りました。
 「今回の新型インフルエンザにしても、死亡率が世界で最も低い国の1つが日本です。あるいは皆保険で、日本の寿命は世界一。日本の医療水準は世界に冠たるものがあります。

 民主党が掲げる成長戦略の中で、海外のお金持ちを日本の人間ドックにどんどん呼び寄せよう、などの議論ができるのも、日本の医療の質の高さがあるからだと思います」

 そして、こう続けました。
 「少子高齢化の社会を迎えて、これからは医療の経費をコストではなく未来への投資に振り向ける発想転換が必要。そこで省内では、医療・介護・保育『未来への投資』プロジェクトチームを作りまして、政府全体として6月に成長戦略を最終的に取りまとめる予定です」

 他の閣僚も、民主党の成長戦略として「グリーンイノベーション(環境革新)」と並んで「ライフイノベーション(医療・健康革新)」を挙げる発言をしています。
 補助金なしに持続発展することができ、なおかつ外貨を稼げるのであれば、医療を日本の成長戦略のカギと位置づけることは可能でしょう。

 でも、果たして日本は世界から患者を呼べるほどの医療技術をこれまで育ててきたのでしょうか? また、世界水準の高い付加価値をもたらす医療サービスを現状で提供できているのでしょうか?

【今まで減らす一方だった日本の医療費政策】
 現時点で世界に対抗できる日本の医療技術というと、その1つに内視鏡検査(胃内視鏡検査/大腸内視鏡検査)が挙げられます。内視鏡メーカーであるオリンパスの世界シェアは75%に達します。

 しかし、この内視鏡検査は、700円ほどの診察料に比して高額なことから、保険点数改正のたびに点数削減のターゲットにされ続けてきました。今回の保険点数改正でも、大腸内視鏡的ポリープ切除手術(大腸腫瘍を内視鏡で切除する手術)は5万3600円から5万円への7%の大幅ダウンです。

 この「5万円」でカバーしなければならないのは、看護師、看護助手、医師の人件費だけではありません。内視鏡室の設備投資費用、1000万近くする内視鏡機器の減価償却費用、年間数百万の機器メインテナンス費用、1回ごとの消毒衛生管理費用、手術に使用する消耗機材(1回につき約1万~1万 5000円)などを人件費に加えて全て含んだ金額が50000円なのです。

 かつては9万8000円だった頃から比べると、目を覆うばかりの削減ぶりです。これでは、施設によっては人件費すら捻出できません。機器の購入費用やメインテナンス費用をまかなうだけで赤字になってしまうでしょう。
 これはあくまで一例です。国民皆保険のもとでは、「高い技術にお金を投資してさらに育てて伸ばそう」という発想よりも、「検査数が増えたならば、医療費が増えないように点数を減らそう」という発想で値段が決められてきているのです。


 (…中略…)


【全体的な底上げが先、「成長産業」なんて夢のまた夢】
 日本の医療政策は、これまで国民皆保険のもと、医療の値段をできる限り安く設定して広くみんなに提供することを主眼に行なわれてきました。それが評価されて、世界保健機関(WHO)に世界一位と認められるようになったのです。

 ですから、「世界一位」というのは、あくまで「医療を安く、平等にみんなに提供している」という意味においてです。「世界から見て最高水準の医療技術をしっかり育ててきた」ということではありません。また、「国際基準に見合う高度な付加価値を提供している」ということとも、また別物なのです。

 「広く安く」という点で確かに日本の医療は世界一と認められました。しかし、それを再生維持するのに必要なコストがまったくかけられていないのが現状です。

 ましてや、その先の「成長産業への投資」「外貨を稼ぐ」ところまで話が進むと、「そんなことは夢のまた夢。赤字にしないだけで精一杯だよ・・・」というのが、多くの医療従事者の本音なのではないでしょうか。

 ビジョンとして夢を語るのは大いにけっこうです。でも、まずは現状をきっちり認識して、医療を日本の国力に見合ったレベルまで、つまり、OECD 平均レベルまで(今の1.5倍程度と予測されます)医療費を増額し、全体的なレベルの底上げを図ることが優先されるべきです。「成長産業としての医療」は、その先にある話なのではないでしょうか。

このコラムはThe hottest OPINION site in Japan JBpress http://jbpress.ismedia.jp/ よりの転載です
------------------------------------------------------------

  配信・解除依頼は info@medg.jp までメールをお送りください。手続きに数日要することがありますので、ご了承ください。
今回の記事は転送歓迎します。その際にはMRICの記事である旨ご紹介いただけましたら幸いです。
MRIC by 医療ガバナンス学会
http://medg.jp

---------- 【引用ここまで】 ----------


 以前に、心臓マッサージ一時間の医療費が2,900円と書きました。駅前の肩もみより安いなんてどんな経済観念なんでしょう。

 社会には様々な政策分野がありますが、国単位で見た時にある分野にどれだけ注力しているかを比較するには、その国全体の稼ぎに対する支出の割合で比べるのが妥当でしょう。

 探してみると、OECD先進諸国どうしで医療費をどれくらいかけているのか、という表がありました。

《OECD諸国の医療費対GDP比率》
 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1890.html




 日本はやはりあまり高くありません。対GDPで8.1%とのこと。

 公的な保障が充実していないアメリカは以上に突出しているとして、もう少し高いフランスやスイスだったら10%の後半、デンマークやオランダでも約10%です。その差が2%とすると、日本のGDP(国内総生産)は約500兆円として金額では約10兆円です。

 消費税1%は約2.5兆円の税収増となりますので、年間10兆円のフローを投入するためには消費税相当で約4%ほどの投入が必要だと言うことになります。

 ところで医療費は高齢化とも関係するので、高齢化率との関係も見ておかなくては。 


《高齢化と医療費》
 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1900.html





 これを見てもやはり日本の医療費は少ないレベルにとどまっています。医療費というのは実は決して自動的に増えるものではなくて、増やすまいと言う政策的意図が大きく関わってきます。

 つまり日本は、高齢化という増額要素を前にして、医療費を増やさないという政策を貫いてきたわけで、従って個別の医療単価を下げることで対応してきたのです。

 今日の多田先生の叫びは、単価の減少に困惑する医療従事者の切なる叫びでしょう。

 医療を始めとする社会保障の領域を充実させるために必要なことは、改革のためのアイディアなどというレベルではなく、財源なのです。

 国がお金を集めて正しく再配分する機能を果たしてくれなくては医療の我慢も限界に近づいています。10兆円がオーバーだとしても毎年数兆円をという支出は財政を組み替えて出せる桁ではありません。
 
 どうするんでしょう。自分たちの国の姿を勉強してみなくては。
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地域SNSに対するアンケート

2010-03-18 23:38:19 | Weblog
 地域SNSに関するアンケートが行われています。

 中をのぞいてみると参加している地域SNSを選ぶようになっているのですが、その事例として私が普段参加している「北海道どっとねっと」と「e-じゃん掛川」も選択肢に入っていました。ほほう、地域SNSとしてそれなりの活動が認められたようでちょっとうれしいかんじがします。

 読者の皆さんもぜひアンケートに答えて専門家に現在の地域SNSを取り巻く状況を分析していただいたほうが良いと思い、ご紹介したしだいです。中身は無記名で、選択肢をクリックするだけの簡単なものです。

 私も早速やってみました。皆さんもよろしくお願いします。

---------- 【以下引用】 ----------

 地域SNSの利用に関する調査
【調査の趣旨とお願い】
 地域SNSは全国で約400カ所が運営され、さまざまな利用が広がっています。しかし、地域SNSが地域社会にどのような影響を及ぼしているか、そのメカニズムはどのようなものか、などについてはまだ十分に明らかになっていません。

 そこで国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)が運営している「地域SNS研究会」では、地域SNSの特質、課題、可能性等を明らかにする研究を行っています。2年前には、地域SNSの運営者の方にご協力をいただき、調査を行い、下記の論文に成果をまとめました。もしよろしければご覧ください。

庄司昌彦 「地域SNSサイトの実態把握、地域活性化の可能性」
http://officepolaris.co.jp/icp/2007paper/2007014.pdf
調査結果はまとまり次第、地域SNS研究会のサイトで公開します。また回答いただいた方にご迷惑がかかるようなことのないよう、個人情報とご回答内容の取り扱いに関しては留意いたします。

(以下略)

---------- 【引用ここまで】 ----------


 アンケートのアドレスは、http://www.a-brain.com/enq/sns_area/ です。
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プリウスとミステリーサークル

2010-03-17 23:38:57 | Weblog
 トヨタ製プリウスの急発進問題は相変わらず世間を騒がせていますが、だんだん悪ノリっぽいものも出てくるようになりました。

 本当かもしれないことにウソが混じると、逆に全体を正しく捕らえられなくなることにもつながってしまいます。それにしても背景はいろいろ…?


---------- 【ここから引用】 ----------
【サーチナ】米ABCトヨタ車・急加速のねつ造映像、背後に訴訟アドバイザーの影? 2010/03/16(火) 14:26
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0316&f=business_0316_186.shtml


  米ABCテレビは、ニュース番組で放映したトヨタ車の「意図せぬ急加速」の再現実験を行った、南イリノイ大学のデービッド・ギルバート准教授の映像は、操作して作られたものであると認めた。また走行中に、エンジンの回転数が上がる様子を記録したタコメーターの映像は、停止した車で、意図的に作り出したものであったと説明した。

  この問題に関して、複数の米メディアは、再現実験を行ったギルバート准教授は、ショーン・ケーンという人物に雇われていたと報じている。

  ショーン・ケーン氏は、セイフティリサーチ・アンド・ストラテジー(SRS)という自動車安全の会社を個人経営する専門家だが、トヨタ車問題の訴訟における、原告の弁護団のアドバイザーでもあるという。放送の中では、この関係は明らかにはされていなかった。

  自動車関連の専門記事を扱う「米オートチャンネル・ドット・コム」は、10日付けの記事で、ねつ造の背景について「ショーン・ケーンとは?ギルバートとABCの偽りのテストの背後にいる男」と題して報じている。

  記事では「ショーン・ケーン氏の経営する会社は、原告に代わってトヨタ問題の訴訟を弁護士と行っている。ギルバート氏の研究を指揮していたケーン氏は、自社がもっと利益を出せるような環境を作り出そうとしたようだ」と憶測されており、捏造問題に肯定的だ。

  また米デトロイトニュース紙も同様に「23日の公聴会で、ギルバート氏はSRSのショーン・ケーン氏から資金を支払われていた」と伝えており、一部のトヨタバッシングの背後には、訴訟に絡んで利益を誘導しようとする人物の存在があったことを指摘している。(編集担当:桐山真帆子・山口幸治)

---------- 【引用ここまで】 ----------

 科学的な知見で事実を明らかにして行けば捏造だったらだんだん分かってきそうなものです。

 不思議なのは、世界中で販売されているプリウスで急発進問題が騒がれているのはアメリカだけだということ。

 日本だって相当の台数が出ているのに、そういう問題はとんと聞かれません。特にこういうことにはうるさいはずのヨーロッパ各国からもこうした声が聞こえず、なぜアメリカだけは急発進するのでしょう?

 1980年代から1990年代に掛けてちょっとした騒動となったミステリーサークルも、次第にバリエーションが増えたり世界中で発見されたりと、UFO説、宇宙人説、プラズマ説などが飛び交った後に、結局人為的ないたずらだったことが分かり、今ではほとんど騒ぐこともなくなってしまいました。

 このことと急発進問題を短絡的に結びつけることは不謹慎かも知れませんが、なんだか同じような匂いがすると思えて仕方がありません。

 急発進がプリウスのせいだ、というのならそういう車が一台あれば一発で証明できるのですが、どうもそれが難しいといいます。再現実験ができないのも科学っぽくない印象。

 宇宙人がいる証拠は一人連れてくればいいのに、宇宙人がいない証拠は出しようがありません。

 プリウスの問題、地道に科学で解き明かせるのでしょうか。
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ネットラジオの実験始まる

2010-03-16 23:56:27 | Weblog
 関東と関西の一部限定ですが、ネットでラジオが聴けるという実験が始まりました。

 ネットによる情報獲得が拡大する一方で、新聞テレビなどの既存メディアの苦戦が伝えられています。

 そんななかでのラジオのネット配信はどのような効果をもたらすのでしょうか。

---------- 【ここから引用】 ----------
【radiko.jp】 「IPサイマルラジオ」実用化試験配信開始について
  http://radiko.jp/newsrelease/





 IPサイマルラジオ協議会は、パソコンがそのままラジオ受信機となる「IP(Internet Protocol)サイマルラジオ」の実用化試験配信を開始いたします。

 今回の試験配信は、独自コンテンツ、エリア制限なしという通常のインターネットラジオサービスとは異なり、在京民放ラジオ7局、在阪民放ラジオ6局の地上波ラジオ放送をCMも含め、そのまま同時に放送エリアに準じた地域に配信するサイマルサービスです。

 近年、都市部を中心に高層建築、モーターなどの雑音源の増加などによりラジオの聴取環境は著しく悪化しています。こうした難聴取を解消していくと同時に、より魅力ある音声メディアの姿を追求していきます。

 登録などの手続きは一切無しに、誰でも簡単にパソコンで雑音の無いラジオ番組を聴取できる環境を整えることにより、より多くの方にラジオをお楽しみいただけると期待しております。試験配信は3月15日(予定)に開始し、半年後を目途に実用化を目指しております。

 情報過剰時代の中で、言葉、音楽、スポーツの感動を通して、人の心を動かし想像力をかき立てる音声メディアとしてのラジオは非常に貴重な存在だと自負しております。聴取環境を整え、より良い番組作りを目指し、さらにネットとの連携により、新しいラジオの楽しみ方をご提案していきます。

1.サービス内容
 地上波ラジオ放送を同時に放送エリアに準じた地域にインターネットストリーミング配信するサイマル
キャストサービス(無料、ユーザー登録必要なし)

2.URL
http://radiko.jp

3.配信地域及び放送局
 <関東地区>
 配信地域:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
 放送局:TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオNIKKEI 、InterFM、TOKYO FM、J-WAVE

 <関西地区>
 配信地域:大阪府、京都府、兵庫県、奈良県
 放送局:朝日放送、毎日放送、ラジオ大阪、FM COCOLO、FM802、FM OSAKA

4.試験配信期間(予定)
2010年3月15日(月)~2010年8月31日(火)

---------- 【引用ここまで】 ----------

 学生の時はラジオが勉強の友で、ながら勉強と親から白い目で見られましたが、それでもラジオは買ってくれたものです。「鶴光のオールナイトニッポン」なんてよく聴いたなあ。

 最近はラジオを持っていないこともあってAMラジオはすっかり聴かなくなりましたが、パソコンにつなげてFM電波を受信して録音するグッズを買ってからはFMラジオは録音して楽しんでいました。

 現代の忙しい日本人にはリアルタイムのラジオ放送というのはどうでしょう。自動車の運転手さんのようにラジオが友達という人を除けば、サラリーマンや学生さんにもネットとの勝負では分が悪いように思えます。録音が出来るんだったら聴いてくれるでしょうか。

 テレビだったら目を取られてしまうためにパソコンとは相性が悪いですが、ラジオだったら流しながらキーボードを打つことが出来ますし、パソコンとの相性は良いかもしれません。

 今回は8月末までの期間限定、エリア限定の社会実験のようですから、改めてラジオのおもしろさを実感してリクエストをメールで送るなどの効果が現れれば、他の地域でも広がってくれるのではないでしょうか。なにしろネットなのに、アクセスしているポイントを判断して上記のエリア外からは聞こえないというのですからこれもおもしろい。

 私も聴く限り音質もそこそこ良いようです。

 ネットでラジオか。深夜番組はどこか和みます。 

 
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報徳の教えとアダム・スミス

2010-03-15 23:47:39 | Weblog
 掛川でのシンポジウム。いろいろな話題はあったものの、田中先生がはしゃぐほど掛川を面白がってくれたというのが印象的でした。

 その中の一コマ。シンポジウム前の昼食を竹の丸というかつて豪商の家だった市の文化施設で取った後、ちょうど榛村さんが報徳社で講演をしていて、昼過ぎまでいると聞いていたので、田中先生たちを置いて報徳者に駆け込みました。

 タイミングが悪く、ちょうど榛村さんの乗った車が出て行くところを見ることになってしまいこの日は挨拶が出来ませんでした。

 報徳社の事務の女性と「あ~、残念でした」と話をしていたところへ田中先生たちが私を追いかけて到着。予期せず報徳社をご案内できることになりました。

 まずはきわめて珍しい、薪を背負った少年ではなく、桑を持った晩年の二宮尊徳の立像を見ていただきました。先生も驚きながら記念写真をパチリ。

 次に掛川ではおなじみの経済門と道徳門をご案内。「人はすべからく二つの門をくぐらなくてはならない。すなわち経済門と道徳門。経済なき道徳は寝言であり、道徳なき経済は犯罪である・・・」などとお決まりの案内をしていると、田中先生は目を丸くして「なるほど、アダム・スミスですね!」と一言。

 ほー、道徳門と経済門を見てアダム・スミスを連想されたところがすごいです。






 アダム・スミスは「国富論(現代は『諸国民の富の性質と原因の研究』というのですが)」という本の中で、「見えざる手」という単語をたった一回だけ用い、一人一人の欲望をかなえようとする行動をすることで意図せざる結果として社会の公共利益がはるかに増進するという理論を唱えたことで、近代経済学の祖という称号を与えられています。

 アダム・スミスは国富論を53歳のときに書いたのですが、スミス先生、実は29歳でグラスゴー大学の道徳哲学教授に就任、36歳のときにグラスゴー大学での講義録を元にした「道徳感情論」という本を書かれてこのことで名声を確立されているのです。

 つまり一般の「経済学の祖」という認識以上に、ご本人は哲学や道徳の学者先生であったわけ。

 で、道徳感情論では、本来バラバラな個人でも共感の心があってまとまれること、また第三者の目を持つことで自己規制するものだ、というようなことを言っています。

 まさに道徳と経済の両方について語ったのがアダム・スミス先生というわけです。

 経済はアダム・スミス先生以来現代に至るまで、実にいろいろな説が飛び交って、そのどれを採用するかで政治のあり方まで変えてきました。

 みんなで分ける経済か、勝者独占の経済か、そのどれを政治が志向しているのかをよく考えてみたいものです。
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掛川で柚子蕎麦を打ちました

2010-03-14 23:47:05 | Weblog
 昨日のシンポジウム後は掛川に一泊。今日は市内の文化施設である竹の丸で懐かしい蕎麦研メンバー達と蕎麦打ち練習です。

 朝は8時前に竹の丸に集合。昨日のシンポジウムでお世話になった田中先生は、今日は自転車クラブのみんなと共に掛川南部をサイクリングするとのこと。

 8名ほどのスタッフに囲まれて田中先生颯爽とスタート。約40kmを無事帰ってきてください。

    ※    ※    ※    ※

 さて、9時頃からスタッフが集まり始めて、お昼に向けて蕎麦打ち練習。今日はここ竹の丸の利用者も多いので、たくさん売ってもどんどん食べてもらえそうとあって、練習にも熱が入ります。

 いつもの長野県大町市の倉科製粉さんから購入するスーパー安曇野は安定した味を出してくれるのでわが蕎麦研御用達の良い粉。早速メンバーが二人で1.5kgずつを楽々と打ってしまいます。

 私は約1年ぶりにのし棒を握るので、まずは練習とばかりに、更科で1.2kgを打ってみましたが、途中で一部がぼろぼろになる失態。ダメになったところは後で再利用するとしてとりあえず半分くらいで更科蕎麦を打ちました。

 その後は今日のスペシャルとして柚子蕎麦に挑戦。これは香りの少ない更科蕎麦に香のするものを練り込む「変わり蕎麦」というジャンルですが、柚子蕎麦はその代表格。

 皮を目の細かいおろし金ですり下ろして、更科蕎麦に混ぜます。この柚子はメンバーのK林くんが自宅で栽培している、「無農薬、無肥料、無手入れ」という三無柚子(笑)

 でも皮を直接口にするので、農薬はいただけません。安心できる品質の柚子がこの季節でもまだ手にはいるのでラッキーです。持つべきものは農家の友、という奴ですね。

    ※    ※    ※    ※

 柚子を混ぜたところで先ほど失敗して取ってあった更科そば生地も練り込んで玉をつくり、伸して切ります。さすがに2度目は失敗できない緊張感がありましたが、ほどほどの細さも出せてうまく行きました。

 その間、メンバーのK林君は今度は自宅で穫れた自然薯をすり下ろしてこれを繋ぎにした自然薯蕎麦を作りました。ちょっと油断している間にこれは食べられてしまって私の口に入らなかったのがちょっと心残りです。

 また桜餅の葉を練り込んだ桜蕎麦を練習するメンバーもいましたが、今はこの桜の葉の塩漬けを粉にした「桜パウダー」なるものも商品化されているんだそうで、今回はそれを用いた桜蕎麦。それなりに旨くできるようになってきました。

 練習を終えたところで出来た蕎麦を来場者に振る舞いです。参加費少々で食べ放題ですので満腹になって「もういらない!」というまで出来たお蕎麦をどんどん食べて頂きます。皆さん満足して頂けたでしょうか?

    ※    ※    ※    ※

 蕎麦を茹でていて気づいたのが、柚子蕎麦は打ってから少し時間をおいた方が香りが麺全体に馴染むということでした。打ってすぐお出しするよりも香りが強くなるという効果を考えて分量などを決める方がよいかも知れません。

 昼食時には40kmのサイクリングを終えた田中先生一行も戻ってきて蕎麦を十分に堪能して頂きました。

 出会いのかたまりの楽しい時間。掛川にはマインドの波長が合う人が不思議と引き寄せられる磁力みたいなものがあるようです。

 さて、次回はすぐに来週の日曜日に市内南部の土井酒蔵さんで開かれる花の香楽会というイベントに参加する予定。また磁力に吸い寄せられてしまっているようです。

 昨日今日とお世話になった皆さん、ありがとうございました。

 
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シンポジウムでツイッターに挑戦

2010-03-13 23:55:49 | Weblog


 今回はスタッフにお願いして、会場で【ツイッター】によるつぶやきを同時に上映するという試みをしてみました。
 
 ツイッターとは、携帯電話やパソコンを使って、140文字という短い文字数の制限の中で感じたことを「つぶやき」としてネットに掲載するという新しいコミュニケーションツールです。今や芸能人や政治家まで【つぶやく】ようになっていて話題になっているのです。

 上の写真の右側のスクリーンにはネットで繋がったこの会場の模様をつぶやいてくれる人の会話が写されていますが、みるみるうちにどんどん増えて行きました。

 私自身ツイッターのアカウントはもっていたものの、(こんなの使えるのかな)とやや懐疑的でした。たった140文字では深みのある文章を届けることなど不可能だろうと思っていたのです。

 ところが田中先生の講演中に実際にやってみると、そこでは話の中で感動したことをネットの先の人に知らせたくなると言うマインドが働いて、より熱心に聞きながら要約したキーワードを伝えよう、伝えようとする自分がいました。実に不思議なものです。

 ツイッターは携帯電話でも参加出来るのですが、事前にあまり会場に宣伝しなかったので身内のスタッフだけの感想かな、と思っていたところ、会場にいた中の人から発言が相次いで面白い感想の重なりが出来上がりました。

 おまけに、「あれ?○○さん来ているんですか?」「はい、会場の右前のパソコンの所にいます」なんて会話があったり、「こままさん、ネクタイはずしちゃえ」というちょっとやんちゃな発言に気づいた田中先生がネクタイを外して、また「お?田中先生がネクタイ外したぞ、本気?」なんてコメントがあったりと、舞台の裏側での賑やかな盛り上がりが案外面白い者でした。

 報告書に載るであろうパネラーの発言の裏で、会場の人たちが聞こえないつぶやきを共有して感想や疑問などをどしどし出し合っているという面白い世界が展開していたのです。

 これはこうしたイベントに参加する人たちの一体感を高める不思議なコミュニケーションツールであると思いました。やはり新しい世界にチャレンジし続けて実体験をしてみることは大切ですね。

 ツイッターって初めて本格的にやってみましたが、なんだか不思議。おまけにつぶやいていたら、札幌の知人から「見ているよ」という知らせが届いたりして、実に興味深い経験でした。

 ふーむ、なかなか奥が深そうですぞ。
 
 
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地域SNSシンポジウムin掛川~ここがいいじゃん!

2010-03-13 23:43:22 | Weblog
 掛川で開かれた地域SNSフォーラム「ここがいいじゃん、掛川シンポジウム」に参加してきました。

 前半は東大大学院情報学環教授でネットワーク経済論がご専門の田中先生の基調講演。肩書きは難しそうですがご本人はいたって気さくで、全国各地の地域SNSに参加したりアドバイスをしたりして、地域活性化を実体験する行動派の先生。なんたって私よりも数歳若いし、これからの時代に日本の情報戦略を担ってくださる方です。





 講演の内容も分かりやすくて、最初に「一番お伝えしたいこと」というパワーポイントのスライドが登場、三つのポイントは、①地域情報化とは地域づくりであること、②地域を作るのは「人」であること、③皆さんの「気持ち」で「人」が動き、それが「地域の力」になっていく、ということ。

 そう、地域情報化というのはネットが使えるとかパソコンが得意というようなことではなくて、自分のまちを良くしたいという思いが先にあって、それを道具として多少便利なネットによって繋がりあうお手伝いをするということなのです。

 全国にも地域SNSを使った面白い地域の試みがありますが、掛川の活動もマラソンで言えば先頭集団にしっかり入っているよ、という評価をいただきました。それは又同時に、時代の先駆者としていろいろなことを試みて、成果を後に示さなくてはならない立場であるとも言えます。

 掛川のSNSでは特定の人たちが興味に応じて作り、意見交換の場となる「コミュニティ」という活動が比較的活発なんだそう。他には、小学校がホームページを作っていたり地域の美味しいもの紹介活動、また市民記者が地域の話題を掘り起こして紹介する「まち本」なども面白いとか。どれも面白がって参加している人の顔が見えるようです。ご講演ありがとうございました。

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 休憩をはさんだ後は私の登場するパネルディスカッションのコーナーです。今回は私がコーディネーターとして話を振ったりまとめたりする役です。





 パネラーには、私からのたってのお願いで三人のかたにご登場願いました。まずはe-じゃん掛川を活発に使って自転車によるガイドサイクリング活動に情熱を燃やしているO畑さん。

 次に旧大須賀町で地域の奥さん達との会合を通じて地域の特産物であるおよそ北限のサトウキビから取れる「横須賀白」という砂糖を作って楽しんでいる女性のO太さん。

 そして新幹線駅の中の売店「これっしか処」の店長として、地域の産物を紹介しながら本当によい品を欲しいという人に買ってもらうという経営方針を貫きながら、実はネットがほとんどできないというN田さんのお三方です。

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 私の最初の狙いは、「地域SNSは現実の商売や活動にメリットをもたらすんでしょうかねえ?」という問いを下地にして、それぞれ自分の活動をしっかりと持っている方達にSNSを使うことのメリットや批判などを伺ってみたいというものでした。

 最初に登場のO畑さんは、実は私も参加している【そば研】のコミュニティに憧れて、自転車のコミュニティを立ち上げたとのこと。

 最初は自分一人から始めたのですが、少しずつ自転車乗りを集めて一人ずつ声を掛けながらコミュニティへの参加を誘い、自らも情報発信の場としてこまめに使うことで、今ではe-じゃん掛川のなかでも一、二を争う発言数をほこる立派なコミュニティに成長しました。

 でも発言数が一番だということを単純に自慢しているわけではなくて、自転車による地域発見ルートをいつも探して回り、とにかく地域を自転車で楽しめるコンテンツを充実させて、この掛川をガイドサイクリングの天国、ガイドサイクリングのメッカにしたいんだ、という情熱があふれています。

 SNSで同じくらい情熱あふれる人と出会って世界も広がるし、入ってくる情報の質や量もどんどん高まっていると言います。しかも自転車って、どんどんグレードアップがしたくなるのでパーツや自転車本体の購入需要にも貢献していて、地域経済にも結構貢献していますよ(笑)とのこと。

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 O田さんは、砂糖で地域をなんとかしたいね、と「横須賀白」を作ってみたものの、実際に売るにはどうしたらよいだろうか、と思案。実はそこから先はお隣のN田さんに相談してみたところ、「中が見えた方が良いよ」とか「小口のお手頃なおやつがいいかも」、「売る時はカワイイ雰囲気が大事だね」などとアドバイスをもらったことで商品化が実現したのだそう。

 O田さんはe-じゃん掛川よりは他のブログを愛用していて、「ちょっととっつきにくい印象があります」とか「民間のサイトはやっぱり華やかで使いたくなる雰囲気がある」と、行政が始めたSNSへの注文も。このあたりは大いに参考にしたいところ。

 最後には、「自分たちの身の回りで作る産物の割合をこのあたりの遠州地方にひっかけて『遠州率』と呼んで、遠州率をあげるような商品で楽しみたい」と豊富を語ってくれました。こういう活動こそ本人がイヤでも、回りや市民記者なんかが拾ってあげて物語として紹介してあげたい話題なのではないか、と強く思うのでした。

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 最後のN田さんは、ネットで紹介することで商売繁盛よりも普段来店してくださる方達との語らいで信用と信頼を得る商売が合っているように思っておられるのでした。その結果、駅の売店という、一見観光客向きの商売かと思うような立地でありながら、実は売り上げの6割以上は地元の方が日常の買い回り品として買う需要に結びつけているのでした。

 N田さんがこのお店の店長としてやってこられてからは、それまで箱で売っていた商品をバラでも売るようにして、一個だけでも欲しいという要望に応えながら、たくさんのニーズに応えるような商品展開が始まりました。

 決して広いとは言えない店舗スペースの中で近在の有名商品を並べるその並べ方は1センチ単位のスペース管理ですし、お客さんのニーズで最近は近場の生鮮野菜も置くようになりました。

 その野菜ももってきてもらうものを並べるだけなどというようなことではなく、N田山自らが畑に出向いて作っているおばちゃん達と談笑しながら掘って、品定めをして持って行くというこだわり。こんな情熱あふれる話題は、私自身もこのお店を何度も訪れながら知らないことでした。
 
 商売繁盛のためのSNSやネットなどということではなくて、やはり人生はもっと感動を伝えることに努力しても良いし、感動が先にあればビジネスは後から結果として着いてくる、というような活動を地で行っているお三方なのでした。

 なんと「リアルな儲け話のためのSNS」をもくろんだ私の構想は、結局田中先生が講演の冒頭で示された、「一番お伝えしたいこと」というパワーポイントのスライドと同じ所に着地してしまったようです。

 つまり、三つのポイントである①地域情報化とは地域づくりであること、②地域を作るのは「人」であること、③皆さんの「気持ち」で「人」が動き、それが「地域の力」になっていく、ということそのものではありませんか!

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 掛川は今でも来るたびに目からウロコの落ちる思いをさせてくれる場所です。

 田中先生はもうパネルディスカッションの中で語られる話に深く感じて頂いたようで、最後にコメントをお願いした時には興奮してステージの真ん中までスキップしてくるほどでした(笑)

 パネルディスカッションは人選が8割だと改めて私も胸をなで下ろしました。さて会場の皆さんはお楽しみいただけたでしょうか。私自信はとても深く感じ入るものがありました。ご参加の皆さん、ありがとうございました。

 掛川はやっぱり人が良いのです。
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