こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

立川志の輔独演会

2008-09-12 00:00:00 | 未分類
今日は、北九州芸術劇場大ホールで行われた立川志の輔独演会に行ってきました。

前座役をしたのは、志の春さん(・・・でいいのかな?)。
3番弟子だそうで、「鮑のし」を演ってくれました。
情けない亭主としっかり者のかみさんの噺です。
亭主が遊んでばかりなので、米も買えず腹を空かせている。
そこでかみさんは、近所で金を借りて尾頭付きを買い、
嫁を迎える予定の大家のところへお祝いに持っていけば、
祝儀に1円くれるだろうから、50銭返して残りで飯が食えるという知恵を出した。
さて、その顛末は・・・。
どこまでも間抜けな亭主が笑いを誘うお話でした。

次に志の輔さんが演ってくださったのが、「猿後家」
さる商家の後家さん。何不自由ない生活で幸福に見えるのだが、ただ一つ悩みがあった。
ご面相が猿そっくりだったのだ。誰よりも本人が非常に悩んでいるため、周囲の者は
丁寧語でもサルが入った言葉は禁句にしていた。
先日も、植木屋がうっかり「サルすべり」と口にしたものだから即刻出入り禁止。
おかみさんも3日3晩泣いて過ごしたところだ。
そこに現れたのが出入りの源さん。口のうまさでは右に出るものがいないくらい。
小遣いの無心に来たのだが、果たしておかみさんの機嫌を治すことができるか?
今回は、「猿真似でございます」とサゲました。成功する場合もあるので、あえてオチを明かしました。

中入りのあと、色物としてジャグラーの方を連れてきてくださってました。
器用で面白いですよねー。
「友達いないんです」が口癖らしいいじけたキャラが売りみたいです。
上手で、こちらは楽しんでいるんですけどね。

さて、最後も志の輔さん。
「柳田格之進」です。
今回は主人も番頭も「私の責任です。」と美しい主従愛を見せてくれましたが、
みにくく争いあう展開もあるようです。
身に覚えの無い汚名を着せられた柳田格之進、一度は碁盤を切って見せます。
果たして彼の復讐の顛末は!
一応、オチは白黒つけましたということで。

とっても楽しい時間を過ごさせていただきました。
志の輔さんは、今日の公演は、初め夜公演だと思ってらしたそうです。
当然ですよね、平日なんだから。ところが、北九州では昼の方が客の入りが良いんだそうです。
高齢者が多いからかな?普通、仕事帰りに行きますもんね。
逆に、沖縄は夜遅い方がいいらしいです。夜が長いからだそうですが、
志の輔さん意味分からなかったようです。夜更かしの方が多いんですよね。

飛行機の時間が迫っているのに、もう一度緞帳を開けて挨拶してくださってありがたかったです。
11月には天神まつりで博多にいらっしゃるそうなので、お近くの方は足をお運びください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする