蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

安曇野の光 碌山の風

2006年04月23日 | 安曇野とその周辺
安曇野の光は輝いているだろうか?
碌山の風は吹いているだろうか?

市民タイムス連載「臼井吉見の『安曇野』を歩く」の執筆者 赤羽康男氏の講演会に参加しました
4月22日は荻原碌山の命日で、第96回碌山忌の記念行事の一つでした。

碌山美術館は碌山の後輩の学生や地元の人々、全国からの寄付で建設されたのです



彼が亡くなったあと、相馬家(新宿中村屋の創始者)が、東京にあった作品が散逸しないように、穂高の碌山の実家に保管するべく労をとりました。碌山を支援していた人々にとっては当然のことだったのだろう。それら作品を一般に公開できる美術館を寄付で建てたのです。
赤羽氏は、執筆の取材で石川啄木と宮澤賢治のそれぞれの郷里を訪ねたときの印象を、啄木の土地では啄木の風は吹いていなかったが、賢治の郷里では人々から充分愛されている風を感じたと・・・・・・
碌山はどちらかといえば賢治に似ているとも。
「臼井吉見の『安曇野』を歩く(上)」は市民タイムス編・郷土出版社発行で単行本として販売中です。(中)が数ヶ月のうちに刊行予定のようです

自治体が箱物を作り億単位で集めた絵画を飾る美術館ではないことにもっと誇りをもっていいと思う。以前に穂高に来たという知人たちは美術館へは行ったが、その話は知らないといいます。

碌山の風は今穂高に吹いているだろうか?

入場者が減少傾向にあると嘆く声が聞こえます。100回忌にむけ安曇野の光と碌山の風をハードでなくソフト面で模索する時期がきているのだと思う。
常設していない油彩・デッサン・スケッチ画展を5月7日まで開催中です。

余談
過去にこんなコンサートと楽しい催し碌山ゆかりのウォーキングがありました。参考まで
またコンサート関連でCD「千の風」と「碌山」が委託販売でミュージアムショップにあります。

おまけ
当ブログ2006年1月19日碌山美術館の関連記事あり
美術館は5月から8月までは観光シーズンにあわせて無休ですって
コメント
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