蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

俳句坂

2006年04月12日 | つれづれ思うに
俳句坂・・・響きの良い坂だ。北安曇郡池田町の山手にあり、
52基の石が山道の両側にぽつんぽつんと。全長2.2キロの坂道である



俳句を彫った、形も大きさもいろいろな句碑


昭和58年 安曇野俳句会が、自作の俳句を自費で建てた句碑群。
自治体や森林組合が立てることに許可をしたということがすごいと思う。
俳句坂の終点には伝説に残る登波離橋があり、古来景勝地として有名なところ

俳句坂にちなみ、わがブログに登場の俳句や友人と私の句をまとめてみました
イメージ膨らませてどうぞ

次の旅 空を見上げし 飛行雲
大寒に 寒さ以上に 君思う
コメントが とあるトキメキ かきたてる
昼下がり 我ミルクテイ 至福哉
春の午後 ぽこりぼこりで ひねりおり
虫たちが 冬篭りあけ 目覚めかな
道野辺に 土筆みつけて おおはしゃぎ
一筋の 涙で逝きし 西日中
一塊の 眩しき雪の 伊吹山
ボンネット 猫の寝床や 春は来ぬ
雪解けに 枯葉のクッション 散歩道
ザゼンソウ わいんれっどの 袈裟ころも
余談
写真左:歩きたい道500選沿いの道祖神は茅葺きだぞ!
     毎年近在の農家が持ち寄って葺き替えるのだそうです。
     屋根の形は年度によって微妙に変える念の入れよう
写真右:振り返ればまっすぐ向こうにわが有明山

「近在にはまず無いでしょう」と、俳句坂も含めて胸を張る役場の男性職員は誇らしげだった

俳句坂に行きたい方へ
池田町Map
山道を登り墓地公園からまだまだ先の登波離橋手前まで。結構急坂です。
かやぶき道祖神は相道寺焼の窯元から南へ200メートルくらい
相道寺焼窯元は2度目の登場です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥どり

2006年04月10日 | 庭まわり
庭に来る鳥を観察する日々の中、7日の朝約30羽の鳥が枯葉をどけながら土をついばみ続ける光景が展開された。よくいう啓蟄なんだろうか?
信州では1ケ月遅れなのか?
辞書から
【暦の二十四節気のひとつで、現行の太陽暦で3月6日頃に当たる
“啓”は『ひらく』、“蟄”は『土中で冬ごもりしている虫』の意で、 地中で冬ごもりしていた虫が春の到来を感じ、草木が芽吹く と同時に地上へ這い出してくるという意味である】

保護色のような鳥で見つけにくいが、こんな状況だった


現在友好関係を結べているのはシジュウカラとヒヨドリ(だと思う)
写真左:巣箱に住民登録を済ませたシジュウカラ
写真右:1羽ずつ出たり入ったり

写真左:餌台でりんごをつつくヒヨドリ
写真右:餌台が空くのをガーデン椅子で待つヒヨドリ
     奥の屋根つき餌台には誰も近づかない

餌台のりんごはひよどりがつつきに来る
今朝、食後のグレープフルーツ輪切りを置いてみたら早速つつきにきました。
春なのに、自然の営みに反する行為をしているのではとちょっと心配

3月27日登場の鳥:サギ
安曇野市穂高有明、古厩(フルマヤと読む)交差点のそば赤松の樹上



以前タクシーの運転手さんが「あればシロサギだで」と。
調べるとここにはコサギ、シロサギ、アオサギなどがいるらしい
「五位鷺」と由緒ある名のサギもいる
安曇野博士・ひつじ屋さんの「新解さんと歩く安曇野」から拝借しました
〔命名の由来は醍醐天皇が神泉宴の御宴の時、五位などを授けた故事から〕
中形で、ふとっていて、くちばし・足は短く、頭や背は黒い。多く水辺にすみ、樹上に巣を作る。
写真の鷺は頭も背も黒くないので五位君ではなさそう・・・・

余談
農家のおじさんの手作りアヒル
サイズ:高さ11.6センチ 最大幅6.2センチ 木の厚み0.4センチ 


7年位前、ホームスティのデンマーク大学生がお土産にくれたもの
お父さんの作品で、素朴さが彼女そのまんまだったのを思い出します
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

廃材の有効利用で竹炭つくり

2006年04月07日 | 暮らしの積み木
先月末、久しぶりに気温が0℃をきった寒い朝、竹炭の記事に誘われ波田町のシルバー
人材センターへ出かけた。
自身で作れないので、主旨に賛同して入手するいつものパターン

お正月の門松用残材竹の有効利用だそうだ。余ったからと捨てるのは確かに惜しい。
それこそ人材あふれたシルバーセンターならではの取り組みだろう。早速買出しに出かけてみた。
道を聞くと地方の方はすぐ「すぐそこさ」という
つられて「そうかい」などと行ってもきっと遠いんだから・・・・

写真左:立派な波田町役場
写真中:役場構内、出入口近くの消防ホース乾燥エリア(役場標識塔?)
写真右:敷地内で保存の役目を終えた旧役場。なかなか味のある建物だったようだ

ここからさらに10分のシルバー人材センターへ
炭の仕分け作業場.



会員の元炭焼経験者を中心に炭作りを実施した。捨てずに再利用活用のアイディアが嬉しい
安く分けていただいたので、こちらもgood!アイディアで勝負しよう
一般客では一番目の恩恵により、2キロを格安に分けていただきました
炭の効能(センター手作りのプリントから)
①室内・下駄箱・車内・押入れの消臭、除湿
②防カビ効果
③炊飯時に利用するとおいしいご飯が炊ける
④おいしい水が作れる
⑤花瓶の中では花を長持ち
⑥金魚の水槽では水が綺麗で魚に虫がつかない
※③と④は信州では、十分美味しいから世話要らずですが・・・・

数年前から利用している炭の、我が家の利用例
左から
木箱につめて屋根裏に、30年前に編んだ籐篭に入れてトイレに
古い小バケツで寝室に、古布で袋を縫って砕いた炭を靴のなかに・・・大活躍

結構再利用の工夫はしています
この波田竹炭の利用法はこれから考えます。とりあえず
安い篭に立てた無造作な炭もいい味出してる


右はマドラー。たまたま形ができていたので、カッターとサンドペーパーで削ってみた。
節がちょうど手に当たって↑いい感じ
パソコンの近くに置くと電磁波の影響が軽減されるという説もあるようで・・・

出遅れカレンダー(4月)6週目もある珍しい月です
「八坂村郷土かるた」 「大滝の しぶきにぬれる 山桜」

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポタリングってご存知?

2006年04月05日 | 安曇野とその周辺
5日 朝から雨、こうして花や芽が膨らんでくる。
雨の朝でも5時には小鳥が「ピー」と4~5回啼いておこしてくれます
写真:七変化もみじの新芽



アウトドア派なら「とっくに知ってらぁ」と鼻で笑われそうな「ポタリング=pottering」
初めて知りました。辞書にはこれは新語で
【〔potter・putter(ぶらつくなどの意)から自転車で散歩すること

目的や計画を立てずに気の向くままに走ること】と解説がありました

「ポタリング安曇野」が開催されます。こちらは計画やコースが決まっており、安曇野の自然、歴史や文化や風土に触れようという安曇野巡りです。
地理勘が冴えてくればいつかゆっくり安曇野をサイクリングでと考えていたので、私にはなんとタイムリーな企画だ、早速申し込もう!と意気込んだが、どうも私の体力では不安が残る。
第1回が13日(木)で観光シーズン前の混雑を避けた平日だし、拾ケ堰コースなので参加したいなぁ。

興味ある方、改めて安曇野を見直したい方、その頃ちょうど信州旅行中だという方いかがですか?
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レンゲin安曇野 Part1 

2006年04月04日 | 安曇野とその周辺
当ブログ2月19日付「安曇野の観光を考える」その後

2月19日に聞いたレンゲの話が頭の隅から離れない。
子どもの頃住んでいた京都でもレンゲは確かに見ていた。
講話の主は玉井袈裟男先生(信州大学名誉教授)ロマンあふれた内容だった。
そこへ3月27日の市民タイムスコラムに「レンゲと安曇野」を見つけ、またまたレンゲが
頭の中を闊歩する。掲載記事はPart2で紹介しよう

何人かに聞いても、昨今レンゲは見かけないと口をそろえていう。昔は肥料としての役目が
大きかったし、彩りよくアルプスの山と調和し、春の風物詩として観光資源でもあった。
しかし化学肥料や農薬の普及でその役目は終えつつある・・・

ように見えるがどっこいまだまだ捨てたもんじゃあない
観光用のレンゲ畑じゃないよ。正真正銘の正しいレンゲ畑じゃないレンゲ田んぼだい。
”レンゲ”を検索中に発見!早速電話してみると近いぞ
はきはきと元気な婦人が熱く語るその口調に引き込まれ、おもわず「電話じゃなんですから
来週ゆきます」 で本日行ってきました。
JR有明駅から東へ400メートル、火の見櫓を南へ入る、JAあづみの建物の近くに
「安曇野北穂高農業生産組合」「と直営店「あづみ野北米販売センター」があり、
レンゲ米生産の貴重な会社です。

写真左:火の見櫓と遠くに北アルプスの山々
写真右:建物南側に広がる田んぼが、レンゲ一面になる予定
     「昨年末の寒波がきつかったで、ちょ~と遅くて心配だわ」と事務長の丸山さん。
     この方が熱いご婦人でした

レンゲ米だからといって米粒が薄紫色ではない。お米の収穫後に撒いたレンゲの種が、
5月上旬頃には満開となる。そのまま代掻きすることで、レンゲ草が肥料となる昔ながらの
自然農法の継承であり、さらに工夫改善しながら化学肥料と農薬は半分以上減らした
こだわりのお米です。
全国に宅配もしており、自然志向、健康志向の高まりで業績は右肩上がりだそうです。
同じような考え方ではアイガモ農法があります
情熱をぜひネット探訪で味わってください

時々訪問してはレンゲを観察することにしよう
写真左:帰りがけに田んぼの脇の水路にたんぽぽ発見
写真右:たんぽぽに蜂が

レンゲ祭りはこの田んぼでレンゲと遊ぶこと=人間代掻きですな

余談  
れんげ田情報(4月13日更新)
掘金:岩原地区にあるらしい
    アルプス公園のほぼ近所に少しあるだ、と臼井吉見記念館裏の田んぼで作業中の男性
三郷:今はもうないなあと役場職員の返答
穂高:「水色の時」記念公園の北側にもあるそうな(ここが玉井教授と縁があります)
   JUSCO穂高店の裏手山側にあるらしい(穂高駅前観光センター情報)   
豊科:いまだ発見できず
明科:   〃
松川:馬羅尾高原で最近まで「れんげまつり」が開催されていたが、今はだめらしい
    松川では希望がなくなりました 
池田:今ではありませんなと役場職員
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山葵の花が真っ盛り

2006年04月03日 | 暮らしの積み木
風はあるが暖かい晴天の月曜日
1週間以上緑を保つワサビの白い花



穂高は全国一を誇るワサビ生産地である
大王わさび農園だけじゃありませんよ、ワサビ生産農家はいっぱいありますぞ。
自身で作れないので、
花を買ってくる→愛でる→茎と葉を熱湯にひたして柔らかくする→茎と葉は”おひたし”として花かつおをふりかけて、花はてんぷらでもおいしくいただく

穂高のワサビは、年3回皇室に献上されているそうな・・・・・ということは
雅子様や愛子さん(はまだ無理かな?)と同じワサビを食していることになる
生わさびの正しいおろし方(図は「日本橋木屋」・味の道具揃え説明書から拝借)

図:左から①茎から1センチくらいのところで切る
図:左から②黒いこぶを落とす
図:左から③たわしかササラで軽く洗う(手で充分だと思うけど)

④上図右:鮫皮のおろしがね(ギョッ)で茎つき側から、直角に立て輪をかくようにおろす
砂糖少々まぶしておろすと香りがよいという通説もある

写真下:鮫皮を特殊技術で製作した絶品の本ワサビおろし(日本橋 木屋製)


サイズ(大):横8.5 縦13 厚さ1.7 センチ(ということは小もあるのでしょう)
ワサビ販売店にも他メーカーですが、よく似た商品はあります
⑤保存法
 濡れ新聞紙にくるむ。新聞は毎日代える(これが結構めんどうくさい)

以上、プレゼントの”鮫皮おろし”とお客人の時だけ採用の本わさびでウンチク垂れました

(たぶん)おいしい食べ方
①市販品があるようだが、マヨネーズに混ぜる
②ドレッシングソースでもワサビを加える
③コロッケの種を丸める前に混ぜこむ(下記写真左)
 市販のコロッケを買ってしまったら、ソースに混ぜる
④お刺身の場合は、魚にワサビをのせ、魚の身を醤油につけて食べるのがよい
⑤バター含有の少ないパンに、わさびバターを作って塗る
 (ガーリックバターがあるのだから、たぶん大丈夫!)
⑥卯の花(おから料理)に、食べる直前ワサビを混ぜると結構おいしい(下記写真右)


あくまでも好みですから、レシピについては責任を負いかねます、ハイ

余談
ここでいうワサビは沢ワサビというそうです
主流のチューブ市販品は、本ワサビをおろして混ぜているのではなくワサビダイコン
(北海道や長野県などで栽培されている)から作られている!と
静岡も長野でも産地のHPではうたっています・・・・
しかし現在台所にあるH社のパッケージには「本わさび使用」と書かれている。
はてさてどちらが正しい?
製法改善でほんのちょっぴりでも混入させれば、「本わさび使用」ということかいな。
まっ、ホンモノに勝るものなし! 栽培現場の丹精こめたご苦労を見れば
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする