星のひとかけ

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U2@さいたまスーパーアリーナ 2006 / 独り言と、オープニング

2006-12-04 | LIVEにまつわるあれこれ
U2は今や、全世界的バンド、伝説的バンドであるのは確かだけど、
前にも書いたことあるように、私の中ではちょびっとだけ違う。
、、何様?、、と言われてしまうかも知れないけど、U2は出てきた時は本当に〈ガキっちょ〉だったのだ。ブームタウン・ラッツの「哀愁のマンデイ」が大ヒットして、大ブリテン島の横っちょにくっついてる国アイルランドに目が向き始めたのが78年位? シド・ヴィシャスが逮捕され、その後死んだのが79年。U2の本格デビューは80年。

85年のライブエイドの時、ボノは25才かな? U2は既に圧倒的な人気があったけれど、それでもまだ青二才と思われてたみたいで、あのステージでボノが客席に降りて走り回り、直接声を掛け、手を伸ばして引っ張り上げ、ストーンズのルビー・チューズデイを皆に歌わせて、雰囲気を一気にU2モードにしてしまった時、メディアにけっこう批判されたりした。新人のくせに~、、みたいにね。。 だから、60~70年代ロック全盛を経た人にとっては(それ以外の人にとっても)、U2のボノなど、若造の成り上がりの、文化人気取りという印象が、案外強いと思う。

それが今や、スクリーンに「世界人権宣言」の条文を流し、「ほっとけないキャンペーン」に賛同メールを!と呼びかけ、歌の背後で戦闘機が飛び交い、ブッシュ&コイズミさんの写真までスクリーンに映し出す。、、、これはライヴエイトかい?、、と呆れる声が聞こえてきそう。。ハハハ、、。でも、ボノは変わんないなあ、、と思う、やり過ぎなところも、見え見えなところも。。 Mステで、「これまででベストのショウをこの日本で出来た」だって?、、(笑)、、このリップサービス!

   「僕は人が棒や石を持って抵抗するような政治ではなく、愛という“心の政治”に
   興味があるんだ。2人の人間が愛し合うこと以上に革命的なことはないと思うよ」

これは83年初来日時のパンフに載っているボノの言葉(中川五郎さんの解説文中)。
先日のNEWS23で筑紫さんに語っていたのも同じこと。。 批判されようが、鬱陶しいと思われようが、もう仕方ない、、変わりようの無いボノなんだから(笑)。、、で、、たまに、やり過ぎが過ぎて、どこかの政治家と仲良くしたとかで、エッジがブチ切れて「俺ァもうギター弾かねぇぞ!」と怒ったりする。。そうなると手も足も出ない、、バンドの中では立場弱いんだ、ボノ(笑)。。
、、私は、他の3人がいる限り、U2も、ボノも、愛します、、よ~だ。

 ***

さて、、2日目。アダム側。
今日こそ、ボノ登場の瞬間を見てやるぞ。、、、あ、その前に、

開演前、アダム側の花道を、ベーステクニシャンの人がプレイしながら歩いてくる様子を見下ろしてたら、弾いていたのは、、PINK FLOYD の「MONEY」の、あのロジャー・ウォータースのベースラインでした(笑)。お友達がまだ来てなかったので、独りでウケてた。。

そうそう、、このU2公演で、メンバーが登場する直前のSEが、あんまりにもなんじゃこりゃあ!な曲なので、「誰?誰?」と探したら、The Arcade Fire というバンドの「Wake Up」という曲でした。まさしく目が醒めるような曲。。 なんと、あの Bowieと共演してる映像までありました(検索すればすぐみつかります)、、ぞくぞくするほどカッコいいです、これ。。、、新人発掘の鋭さは、さすが、ボウイですね。

2日目、、、書く時間がなくなったので、、また。

きょうは最終日~ 行って来まっす! なんて幸せなんだ。