ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

話が長くて数字を言わない営業はお断りするのが吉

2022年07月21日 07時25分44秒 | 思ったこと
 30年ほど前に山梨の別荘で屋根を直さないかという営業が来た。当時、トタン屋根の見栄えをよくするってのが流行りだった。だけど屋根瓦みたいに見える金属板をトタン屋根にそのまま乗せるだけの工事。費用はどのくらいかかるんだって聞くと広さを正確に測らないとどうたらと金額を中々言わない。こちらとしてはそんな工事はしたことないからウン10万円なのかウン100万円なのか見当がつかないから教えてくれと言った。そして30分も居座られたけど金額は出てこなかった。結局お引取りを願った。

 業者は県外の中堅どころって感じ。後で知り合いに聞くと400万円くらいかかった人もいるなんて話を聞いた。相場を知らないのでその時はけっこうかかるもんだなと思ったけど法外な金額だったようだ。だけどそれとは別に屋根の葺き替えはそろそろやらないといけなかった。祖母が近所の屋根屋に相談した。そしたら70万円でどうだと言われたそうだ。工事内容はトタンも張替えるだけでなく屋根の土台である垂木を新しくするというのだ。まともな工事っぽいので依頼した。しかも垂木なんてのは考えもしなかった。工事は地元の業者に頼む方が良いっぽい。

 ボッケ家の近所で壁の塗り替え工事がある。100m以上離れてるのにお騒がせしますのでとご丁寧に挨拶に来た。話はそれでおしまいだと思ったら「 ちょっと気になるところがあるんですよ 」と家の裏に案内された。塗装が古くなっててどうたらこうたらという営業トークだった。その業者も埼玉に本社がある中堅どころって感じ。それよりも何で玄関に来る前に断りもなく家の裏をうろついてたんだ。それは言わず取り敢えず話を聞いた。

 話が一段落したところで費用はどのくらいかかるのか聞いた。すると材料にもよるし大きさにもよるので正確には分からないと言って数字が全く出てこなかった。山梨の時と似てる。見積もりを後でということで一旦は帰った。数時間ほどしてまたやてきた。概算見積もりが出来てるものかと思ったら「 お名前を上の方だけで良いので… 」から始まった。こんな調子で話が長くて数字を言わない営業の業者はお断りするのが吉。話に乗るのは凶。こういう業者の特徴がもう1つある。商売が成立しなかった時の去り際が「 あっ、そう 」って冷たいところ。お世辞にも「 また何かありましたら… 」とは言わない。あくまでも目先の利益。ちなみに話が長いと言ったらそんなに話してないと言い返された。





 そんな話をこの家を建てた建築屋にしたら壁塗り営業の技を教えてくれた。壁を擦って 「 ほら、粉が出たでしょ 」 と言うんだそうだ。知らない間にそんなことになってたんだと驚かせる作戦だ。実は俺もそれをやられた。建築屋は「 粉なんて数年したら出るもんですよ 」と言う。車のオイルを交換しても直ぐに真っ黒になるのと通じるものがある。スタンドで 「 ほら、こんなに汚れてるでしょ 」 と不安にさせて交換させる作戦と同じだ。まぁ何というか今やらないと出費が何倍にも増えるなんて急かす話には直ぐに乗らない方が良いね。
コメント (2)
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