こういう現実と虚構とが交錯するメタフィクション式の趣向だと、幻想に逃げ込んでいる主人公が現実に出てきて対決し克服することになるのが定番なのだけれど、ここでは出てきた現実の方の話がまた荒唐無稽な無人島のアドベンチャーなので、なんだか釈然としない。
とはいえ、「主人公は僕だった」とか、昔だったら表現の前衛だった手法が今では普通の娯楽映画の手法になったのだなとは思わせる。
ジョディ・フォスターがかなり壊れた感じの作家をコミカルに演じているのだけれど、微妙に怖い。
(☆☆☆)
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主演 ジョディ・フォスター | |
角川エンタテインメント |