prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」

2013年02月05日 | 映画
シリーズ第二作。
高倉健が斬った男の妻子に負い目を覚えながら遺された子供を可愛がり夫人に思慕を覚えてしまうという出だしで、これ長谷川伸の「沓掛時次郎」ではないの、と思った。

もっともこちらのドラマはそれ以上進まず、健さんと三田佳子の未亡人とが互いに想っていてもそれ以上にはなりようがないという枷としてだけ機能しているみたい。
再び渡世の義理で人を殺した高倉健がまたムショに戻っていくのを子供がとりすがる、という「シェーン」風のまとめになるのだが、野暮を言うけどこの子が健さんが自分の父親を殺した相手だと知った後のドラマというのは完全にオミットされているのね。
まあ「いいヤクザ」を仕立てるというフィクションを貫徹しようとしたらそうならざるをえないのだろうが。

池部良の登場が一時間も経ってから。突然現れ、突然男同士で惚れて、突然道行になる。本当に女はジャマ、という感じです。

殴りこみにダイナマイトを持っていくのは明らかにマカロニ・ウエスタン調です。この映画の製作が1966年、「荒野の用心棒」の日本公開が65年だからさっそく取り入れたという感じ。

人気ブログランキングへ


2月4日(月)のつぶやき

2013年02月05日 | Weblog

【本棚登録】『坂井三郎と零戦 (PHP新書 536)』三野 正洋 booklog.jp/item/1/4569700…


リブ・ウルマン監督、ジェシカ・チャステイン主演で「令嬢ジュリー」映画化 #映画 #eiga eiga.com/l/v0NEuベルイマン演出の舞台、仲代達矢主演の舞台、それぞれ印象的。


しかしベルイマンの師匠アルフ・シューベルイ監督による映画化は、同じ人物の過去と現在を一つのフレームに入れ込む演出で演劇発の演出技法を新しい映画文体に高めた。今ではテレビドラマでもやってます。


確か、村川透監督が映画に目覚めたきっかけの一つが、映画版「令嬢ジュリー」だったはず。


【本棚登録】『昭和の名将と愚将 (文春新書 618)』半藤 一利 booklog.jp/item/1/4166606…


細野豪志が安部内閣の一人が女性問題で辞めたことに対してコメントを求められてムニャムニャ言ってたのが可笑しい。何を言ってもおまえが言うかと突っ込まれるものな。


北京のアメリカ大使館だけが汚染値を発表してるって、日本は調べてないの。 #dig954


そんなにだるいって、肝臓にダメージ出ているのでは? #dig954


風が強いから数値が下がるって、その分日本に飛んでくるのでは。#dig954


拉致被害者のことなど吹っ飛んだみたいだな。 ったく。 #dig954


国民いくら餓死してもへーきだものなあ。 #dig954