prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「東京家族」

2013年02月13日 | 映画
「東京物語」は何度もテレビ版でリメークされており、だいたい戦死した次男からみのところに手をつける余地を見つけるみたい。いない人間だから膨らませやすいし、戦争がそれだけ遠くなったということだろう。

ここでは妻夫木聡の次男が非正規労働(という言い方もお役所的な無神経の産物だと思うが)についている設定にして、その嫁さんが見つかるという話に改変している。
「息子」のリメークという感もあります。

本来、家族ではない赤の他人に希望を託す格好になるわけだが、家族が崩壊しかかっている原典とは違って現代では崩壊しているのが当たり前なので、一人残された老いた父に近所の女子中学生が通いで世話してくれるあたり、原典では家族がばらけるのがわかるのが、ここでは血はつながっていない相手が共同体を作る方を向いているといっていいのではないか。

歌舞伎座で連獅子が上演されているのだが、親子揃っての毛振りではなくて振るのは一人だけ。うがちすぎだろうけれど、なんだか最近やたら物故者が続出する歌舞伎もだが、小津などの日本映画の伝統はちゃんと受け継がれるのだろうかという不安の図に見えてしまう。

大道具係の一人がケガしたらしいのを大丈夫だから、と電話で話しているところがちょっとあるが、大ケガしたのに補償や保険が降りなくて大変だったという話は聞く。冗談じゃないよな。

母親が倒れるのが東京で亡くなるのも病院、というあたりは現代ならば当然だろうけれど、それだけにピンピンコロリでよかったという気もしてしまう。

2時間26分とは山田洋次の作品で一番長いのではないか。複数の家族のひとりひとりをある程度丁寧に描きこんでいくとすぐ長くなってしまうみたい。

(☆☆☆★★)
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東京家族 - goo 映画

2月12日(火)のつぶやき

2013年02月13日 | Weblog

溝口健二の「残菊物語」を見る夢を見る。もう見ているのだが、なぜかまったく違う内容で、しかも日本語吹替版?だった。


ホームページやブログの閲覧元をみると、温泉の紹介ページだったり、はるか遠くの地方議員のホームページだったりで、なんでうちとつながるのかさっぱりわからないことが、多々ある。


【これ聴いてます】ジョプリン:ラグとワルツ集(ブルメンタール) ml.naxos.jp/album/ADW7317 #nml


小暮菘華・小暮満寿雄 コラボ展 in 京王プラザホテル #photoch blog.goo.ne.jp/photo/216813 #書 #書家 #画 #画家 #写真集 #コラボ展


日本のエネルギー政策って、生活習慣病になってからあわててジタバタしているみたいだな。#dig954


中国はメンツを重んじるなんていうけど、日本なんかより北朝鮮の方がよほど中国の顔に泥塗ってるじゃないか。#dig954


情報を独占できる奴は結局責任を逃れられる。電力会社にせよ、官僚にせよ。#dig954


北朝鮮はまさかと思うこと本当にやってきているからなあ。外国に何と言われようと意に介さないし。 #dig954


郵政民営化みたいに電力自由化を安くなりますサービスよくなりますと連呼して選挙対策したら効果あるかな。 #dig954


経済産業省の権限を大きくするのに電力業界に手を突っ込もうとして、なかなかうまくいかないということですか。 #dig954


テレビ東京の番組だと、新エネルギー関連でえらい景気のいい話がわさわさしてますが。#dig954