単純な無差別殺人かと思わせる事件から始まり、細かいツイストを重ねて事件の真相とともにトム・クルーズ扮するジャック・リーチャーという男に外側からひとつひとつ皮を剥くように迫っていく展開がいい。ゴルゴ13ではないが、どんなものにも属さない自由人というほとんどありえないキャラクターなので、直接的な描き方では描けないということだろう。
ロバート・デュバルが出ているせいもあって、なんだか70年代のアクションもののようなゆったりめのテイストがあります。
今風のやたらと派手なアトラクション型のアクション・シーンではなく、素手での戦いが主体でさまざまな細かい技を織り込んで見せる。それもいかにも特殊部隊仕込みという権威付きで見せるより当人の身についている感じなのがいい。
政治的な正しさとして女性に平等に、つまり厳しくあたるように見せて、昔の騎士道風のフェミニズム、平たくいうと女をいたぶる奴は許さんという精神を上手に織り込んでいます。プロデューサーとしてのトム・クルーズが(わかっている)ところでしょう。
コインなどの小道具の使い方も、あ、なるほどと思わせる。
新シリーズにしたそうな雰囲気だけれど、今回はキャラクターを確立するところまでだったから、次は揉まれることになりそう。
(☆☆☆★★)
本ホームページ
公式サイト
アウトロー - goo 映画
ロバート・デュバルが出ているせいもあって、なんだか70年代のアクションもののようなゆったりめのテイストがあります。
今風のやたらと派手なアトラクション型のアクション・シーンではなく、素手での戦いが主体でさまざまな細かい技を織り込んで見せる。それもいかにも特殊部隊仕込みという権威付きで見せるより当人の身についている感じなのがいい。
政治的な正しさとして女性に平等に、つまり厳しくあたるように見せて、昔の騎士道風のフェミニズム、平たくいうと女をいたぶる奴は許さんという精神を上手に織り込んでいます。プロデューサーとしてのトム・クルーズが(わかっている)ところでしょう。
コインなどの小道具の使い方も、あ、なるほどと思わせる。
新シリーズにしたそうな雰囲気だけれど、今回はキャラクターを確立するところまでだったから、次は揉まれることになりそう。
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