一応ドンパチもあるのだが、ストーリーはうまくつながらないわ、舞台がタイで妙な連中がやたら出てくるわで、わけわからん。
この監督の作品は、こちらの虫のいどころでひどくつまらなく見える。
娯楽映画の衣をかぶった作家映画ということになるのか、日活でプログラム・ピクチャーを作っていた頃の鈴木清順に近いのかもしれないけれど、娯楽的要素の方が復讐ものの型を踏襲しているようないないようなで、妙にいびつな芸術映画になってる感じ。かなり挨拶に困ります。色の使い方など一定の美意識で統一されているのはわかりますけどね。
ちょっと乱暴なことをいうと、型にはまった商業映画に対して作家の映画を対置するという図式自体、もう無効になっていると思う。監督=作家という図式もいいかげんムリがある。
音響そのものは素晴らしい出来で、誰も映っていないところに大音響が轟いているシーンが何か予感を感じさせたりする。ただその後たいしたこと起こらないか、曖昧にしか展開しないことが多いのだが。
(☆☆☆)
本ホームページ
公式ホームページ
オンリー・ゴッド@ぴあ映画生活
映画『オンリー・ゴッド』 - シネマトゥデイ
この監督の作品は、こちらの虫のいどころでひどくつまらなく見える。
娯楽映画の衣をかぶった作家映画ということになるのか、日活でプログラム・ピクチャーを作っていた頃の鈴木清順に近いのかもしれないけれど、娯楽的要素の方が復讐ものの型を踏襲しているようないないようなで、妙にいびつな芸術映画になってる感じ。かなり挨拶に困ります。色の使い方など一定の美意識で統一されているのはわかりますけどね。
ちょっと乱暴なことをいうと、型にはまった商業映画に対して作家の映画を対置するという図式自体、もう無効になっていると思う。監督=作家という図式もいいかげんムリがある。
音響そのものは素晴らしい出来で、誰も映っていないところに大音響が轟いているシーンが何か予感を感じさせたりする。ただその後たいしたこと起こらないか、曖昧にしか展開しないことが多いのだが。
(☆☆☆)
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映画『オンリー・ゴッド』 - シネマトゥデイ