後は子供の空想あるいはホラ混じりと回想とが交錯するホームドラマと、北米大陸を横断するロードムービーとが混ざって展開するのだが、変なキャラクターは出てくるけれど危ない人は出てこないのは安心な一方でやや物足りない。
事故死した双子の兄弟の扱いも、もう少しぐっと来そうなのだが、初めから底が割れている印象。
この監督(ジャン=ピエール・ジュネ)とするといつものような人工的な映像に寄り過ぎず風景の壮大さや美しさが魅力的。もっとも2Dで見たので、3Dで見たらまた人工的な印象が強くなるのではないか。
(☆☆☆)
本ホームページ
公式ホームページ
天才スピヴェット@ぴあ映画生活
映画『天才スピヴェット』 - シネマトゥデイ