脚本家=もし監督が殺されたら一番危ない人物(小林信彦流「悪魔の辞典」)、とか「脚本家諸君、監督はみな泥棒である」(フランスの名脚本家シャルル・スパークが来日した時日本の大脚本家・菊島隆三に渡した名刺に書き添えたメモ)、なんて言われるし、当たり前みたいに監督が映画の作者っていうのはおかしいだろと思うからだ。
とにかくしゃべりづめで自分のやっていることを解説する、ときどきカメラ=観客に向かって語りかけ、わざわざ「第四の壁」なんて解説するという自己言及的ヒーロー。このあたり意外とインテリ臭かったりする。
アクションシーンの血みどろぶりは相当なもので、セリフでもうR指定は確実だから画の方もどぎつくしてやろうといわんばかり。
デッドプールの恰好って、背中に刀を二本ぶっちがいにしょってるところといい、忍者が元になっているのだろうけれど、すっかりそういうのが当たり前になっている。
(☆☆☆★)
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