prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「47RONIN」

2016年07月21日 | 映画
どれだけトンデモな日本像を見せてくれるかと期待(?)して、冒頭の巨大なイノシシまがいの怪物を退治する「もののけ姫」ばりのシーンからファンタジーとしての日本を描くのかと思ったが、意外とまともに「忠臣蔵」のストーリーをなぞるようになるのが、なんだか物足りない。

主役はどう考えても真田広之扮する大石内蔵助なのに、とってつけたようにキアヌ・リーブスの異人が主役扱いになっているのだから、バランスの悪いこと悪いこと。

浅野内匠頭のご乱心を原作よりもう少し理屈が通ったものにしていた。それはそうでしょう。元のまんまではおよそ家来のことを考えないご乱心だ。

吹き替え版で見たのは成功で、英語版だったらちょっとついていけなかっただろう。

金はかかっていて、美術はずいぶんケバく、風景はとても日本とは思えないくらい壮大。荒野を馬の列が疾駆する画など西部劇ばり。

映画『47RONIN』 - シネマトゥデイ

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7月20日(水)のつぶやき

2016年07月21日 | Weblog