prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「薄氷の殺人」

2016年07月23日 | 映画
雪と氷に閉ざされた街の冷え冷えとした感触、ラストの花火がやたらと炸裂するめでたいはずがひどく不穏な空気、など映像そのものの荒廃感がコトバにしにくい何事かを語る、文体を持った演出。

昔のソ連や東欧の映画で、何かはっきりとは言えないのだが奇妙に不穏な暗示的な表現というのがよくあったが、現代の中国でも当然そういうものはあるのだろう。
描かれる出来事の陰惨さと、隠蔽されること自体の陰惨さが掛け合わされている。

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映画『薄氷の殺人』 - シネマトゥデイ

7月22日(金)のつぶやき

2016年07月23日 | Weblog