prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
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「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」

2016年10月06日 | 映画
「ジャングルブック」のスタッフがCGの究極の目標は人間の表現だと語っていたと記憶するが、狙ってなのかまだ技術不足なのか、巨人のCGがどうも作りもの臭い。
顔がマーク・ライランス(スピルバーグの前作「ブリッジ・オブ・スパイ」でアカデミー助演男優賞)に似せているのもかえって違和感がある。

少女をさらう巨人が怖い存在なのかというし、もっと巨大で恐ろしい巨人たちがわさわさ現れてそちらが敵役になるというのは、ストーリーがごたごたしていてすっきりしない。

「タンタンの冒険」の系統なのだろうか、完全に作り込まれたファンタジー世界はスピルバーグというよりディズニー色なのだろうか、「E.T.」みたいにアメリカの中産階級のリアルな生活描写にファンタジーを持ち込むのと違ってなんだか息苦しい。

ものすごく長くて複雑な移動カットにCG技術が生かされているのだろうけれど、今どきそれほど驚かない。

「E.T.」の脚本で有名なメリッサ・マシスン(ハリソン・フォードの元妻)の遺作で、エンドタイトルに「for our Melissa」と出る。享年65。
(☆☆☆)

映画『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』 - シネマトゥデイ

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10月5日(水)のつぶやき

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