極端にセリフを使わないシーンと、据えっぱなしでえんえんと喋り続けている二人を捉えたシーンとが混在し、ひどく残虐な監禁や拷問、ハンガーストライキといった生理的に生々しい表現をスタイリッシュな映像と音響処理で一種の距離を保ちながら目をそらさずに見つめ続ける、といったスタイルはすでにここに端的に表れている。
マイケル・ファスベンダーのがりがりにやせ細った姿はどこまでCGでどこまで実際にやったのかわからないが、飢えの映像=肉体表現の極限の感あり。
政治映画というより生な肉体性の表出が表に出ている。
IRAは昔はテロリストの代名詞のようなものだったし、実際爆破事件など数限りなく起こしているのだが、よく和平を結んで今でも保っているものだと思わせる。
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