prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「キョンシー」

2016年10月12日 | アート
かつての「霊幻導士」に代表されるホラー・カンフー・コメディとはうって変わって笑いの要素ゼロでおどろおどろしさ全開の作り。
カンフー調の肉体アクションも出てくるが、それ以上にCGが活用されているのが今風。

舞台になる巨大集合住宅の古ぼけた質感と迷路のような作りがかなりの見もの。
双子の女の悪霊というのが「シャイニング」と伽椰子を混ぜたみたいな造形で「アンダーワールド」の狼男族のように壁や天井を走り回ったりと、いろいろ入ってます。

人物配置が割とぐずぐずで誰をメインにして見ていいのかシーンによってバラけているのが困る。
旧作にあった鶏の血とかもち米といったキョンシーに効くアイテムが曖昧で、どうすれば防げるのか倒せるのかはっきりしないもので、クライマックスがにぎにぎしい割に盛り上がらない。
(☆☆☆)






10月11日(火)のつぶやき

2016年10月12日 | Weblog