prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

文化庁メディア芸術祭 20周年企画展 変える力 プログラム G. 日本の個人作家たちの20年(1)1997-2007

2016年10月16日 | 映画
「THE BUGS」は粘土アニメ、虫がごそごそしている部屋で読んでいる本の中身が、またジャン・レノ似の男がトイレの個室で用を足しているとトイレットペーパーが切れ、替えを取ろうとするとゴキブリやハチがジャマしたり助けたりする。グロい。

「上京物語」は「東京物語」のパロディ。老いた両親の方が東京の毒気に当てられて変わってしまう。新幹線が富士山の裾野を走り抜けると、富士山の裾がスカートになって風でめくれてパンティが見えるといった調子。

「頭山」は一番有名だろう、自分の頭にできた池に飛び込むというナンセンスを画にする苦心。

「ピカピカ」は実際の夜の公園で光るペンか何かを振り回して長時間露光で軌跡が流れるのをアニメに見立てた一編。

個人映画だから当然だけれど、それぞれすこぶる個性が強い。
秋葉原のUDXシアターにて。

早く着いたので、時間潰しにADVANTEST EXPO 2016という展示を覗く。最先端の計測技術の展示をしていた。ナノホールと微小電流による生体分子の測定、光超音波による皮下の血管の計測、テラヘルツ波による飲んだ薬の膜厚の測定、磁気による心臓の働きの測定など。
近赤外線を使った脳の血流の計測の展示もあったが、REDとして精神疾患の検診に試験的に使われていることは出ていなかった。

G. 日本の個人作家たちの20年(1)1997-2007

1997 THE BUGS 又吉 浩

1998 快動力 REAL 保田 克史

1998 believe in it 米正 万也

1999 上京物語 古川 タク

2002 頭山 山村 浩二

2003 FRANK 布山 タルト

2005 浮楼 榊原 澄人

2006 ピカピカ モンノカヅエ+ナガタタケシ

2007 カフカ 田舎医者 山村 浩二



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10月15日(土)のつぶやき

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