そこからいきなり宇宙人の話に飛躍するのが荒唐無稽な一方で、身についているパンクな感覚の自然な延長先のようでもある。
観客を選ぶようで、意外とセンチメンタリズムとか可愛らしさ(「ミルクみたいな肌」のエル・ファニング)とか笑い、音楽センス、そして伏線の張り方とその回収と見せる技術はかなり伴っています。
宇宙の七つの要素を色分けして見せて衣装にも反映させているデザインのセンス。ときどき「時計じかけのオレンジ」っぽくなる。
七つのうち核になる、ヒロインの色でもあるグリーンが象徴する要素を日本語字幕で「心臓」と訳すのはどんなものか。「ハート」でいいのではないか。
(☆☆☆★)
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