第二次世界大戦中ナチス占領のチェコのど田舎の駅周辺を舞台にしているのだが、ナチやパルチザンが出てきてもおどろおどろしい調子ではなく、「つながれたヒバリ」「スイート・スイート・ビレッジ」などでも見せたメンツェルらしいのんびりしたユーモアが魅力。ときどきナチスの例の服装の男たちが出てくるので、状況を思い出すくらい。
ラストのくくり方もタッチとしては淡々としたもの。
主人公の駅員の少年が車掌をしている彼女とキスしようとするとすーっと列車が動いて離れて行ってしまうといった調子。
童貞だったり早漏なのを悩むのに、社会主義関係ない。というか、政治的抑圧より当人にとってはつらかったりするのかなと思わせる。
出てくる女性たちがみんな美人。
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