女の子の仲良し同士というのはなんでああいつも一緒なのだろうと思わせるところがあるけれど、それがだんだん分かれていくのが思春期の自我の眼覚めのドラマになっている。
親離れや恋愛がらみという形の眼覚めはありがちだが、同性同士の仲良し関係からの巣立ちというのは考えてみると珍しく、およそ男の監督には手の出ない領域ではないかと思う。
ほとんどの場面が学校で終始し、床の上の足だけの画像とかカーテンの前に立っているだけとか、間(ま)を生かした(ちょっと眠くなるところもあったが)何か言いたいけれど言い出せないでいるもどかしい感じを丹念に形にしている
(☆☆☆★★)
「リズと青い鳥」 公式ホームページ
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