prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ランペイジ 巨獣大乱闘」

2018年05月27日 | 映画
東京都庁とか横浜ランドマークタワーのような巨大な建物の傍らに立つとゴジラの大きさが目立たないのが問題になったことがあったが、ここでは数十メートルの単位の大きさのゴリラ、オオカミ、ワニを人間との比較で巨大感を出すのと、彼らがビルと絡んで動き回る映像自体の巨大感で見るものを圧倒するのとを使い分けている。

アメリカ映画はおしなべて巨大感出すのが上手いが、水の中で影しか見せずに移動しているでかい奴にぶつけられて傾く船で表現して(ちょっと「ジョーズ」っぽい)気を持たせておいて、どーんとそいつが空中に跳ね上がって全身の姿をなめるようにして見せるあたりのスペクタクル感覚が秀逸。

もとからいる生物が巨大化するに従って新しい形態や能力(武器)を獲得するのが怪獣っぽい。というか、ほとんどバルゴン→アンギラスとバランではないか。

ロック様ことドゥエイン・ジョンソン(しかし出演作が本当にひきもきらなず漏れなく面白い)自身が怪獣みたいなもので、なぜか拘束ベルトをあまり意味なくされていたのをいざとなると引きちぎって暴れだすのには笑った。

笑ったといえば、エンドタイトルにBarber for Dwayne Johnsonと出たのも笑った。調べてみるとこのRachel Solowという人、ずっとロック様のへアスタイリストを務めているのだね。あのスキンヘッドに専用の人がついているというのが失礼ながら何とも可笑しい。
(☆☆☆★★★)

「ランペイジ 巨獣大乱闘」 公式ホームページ

「ランペイジ 巨獣大乱闘」 - 映画.com

本ホームページ

5月26日(土)のつぶやき

2018年05月27日 | Weblog