アメリカ映画はおしなべて巨大感出すのが上手いが、水の中で影しか見せずに移動しているでかい奴にぶつけられて傾く船で表現して(ちょっと「ジョーズ」っぽい)気を持たせておいて、どーんとそいつが空中に跳ね上がって全身の姿をなめるようにして見せるあたりのスペクタクル感覚が秀逸。
もとからいる生物が巨大化するに従って新しい形態や能力(武器)を獲得するのが怪獣っぽい。というか、ほとんどバルゴン→アンギラスとバランではないか。
ロック様ことドゥエイン・ジョンソン(しかし出演作が本当にひきもきらなず漏れなく面白い)自身が怪獣みたいなもので、なぜか拘束ベルトをあまり意味なくされていたのをいざとなると引きちぎって暴れだすのには笑った。
笑ったといえば、エンドタイトルにBarber for Dwayne Johnsonと出たのも笑った。調べてみるとこのRachel Solowという人、ずっとロック様のへアスタイリストを務めているのだね。あのスキンヘッドに専用の人がついているというのが失礼ながら何とも可笑しい。
(☆☆☆★★★)
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