別に英雄でも何でもない男が周囲から英雄扱いされる鬱陶しさというのがかなり良く出ていて、ジェイク・ギレンホールがもともとかんり適当なところのある男を毎度ながら好演。
作中のセリフにあったように「フォレスト・ガンプ」のダン大尉以来、手足の欠損を映像として見せる技術は普通のものになっているけれど、義足をつけてリハビリする表現といい、トイレを使う時の不便さといい、なんでもないようにやっているけれどどうやって作っているのかと今さらながら感心する。
役者の身体的負担も相当あるのではないか。
脚を失っても性的機能を失ったわけではないのをはっきり描いている一方、恋人とのよりを戻すところで父親となる覚悟については描写がもうひとつ抜けているのは惜しい。
あと、職を失うことはないようなことを雇い主が最初の方で言っていたけれど、また働きに出られたのかどうかはっきりしない。
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