京都 東山花灯路２００６

「京都・東山花灯路」に行ってきました。
今年で４回目を迎えます。
今ではすっかり春の風物詩となり
この季節に京都を訪れる人が増えたそうです。

桜の季節にはまだ少し早い早春の京都。
越冬した喜びを体いっぱい感じる時です。

東山山麓に連なる北は青蓮院から円山公園・八坂神社を通って
南は清水寺までの散策路に今年も春の灯りが点されました。

白壁や土塀、石畳を照らすほのかな灯り。
ほっこりまったり心を包みます。
寒さに凍えていた心に灯りを点して、春の喜びを伝えてくれます。
毎年魅せられて京都へと・・・・

今年は大阪の写真仲間の友人を誘ってみました。
友人は初めてだったので、とても感動したようです。
写真仲間とのお出かけは楽しい。
写真を撮ることに集中していられるから、余計な気遣いがいらない。



先ずは清水寺から散策です。
この「京都・東山花灯路」に合わせて
青蓮院、知恩院、八坂神社、圓徳寺、高台寺
法観寺、清水寺が
特別拝観とライトアップをしています。

花灯路の点灯は６時からです。
バス停から茶わん坂を上って清水寺へと・・・。
ライトアップされた清水寺は息を呑むほど美しい。



清水寺で参拝して、清水坂を通って産寧坂へ
もうここは人通りでいっぱいでした。
初日の土曜日で、日曜日は雨との予報です。
今日の関西はどこも１８度前後の気温でした。
混み合うのも無理ないですね。



産寧坂から二年坂を下りて、
「ねねの道」を歩き高台寺へと向かいました。
産寧坂でも二年坂でもねねの道でも、まるで
朝の地下鉄御堂筋線の駅のホームのよう。
かなかな前へ進めません。



高台寺公園には花舞台が設置され
プログラムに沿って、ミニライブやアカペラ
琴や踊りなどの催しが行われていました。

高台寺から円山公園までの散策は１０分くらい。
路すがらには露地行灯が点されていて
どこを歩いても嬉しく写真を撮りたくなります。



京都いけばな協会の協力で
灯りと花の路沿い１０箇所に
大型花器を使って創作生け花が展示されて
ライトに照らされた生け花は
春の宵に素晴らしい彩りを添えてくれました。



高台寺から円山公園までは約１０分の散策。
ここでは京都の７芸術大学、短大の学生による
「伝統の灯り」をテーマにしたユニークな作品が
数多く展示されていました。

花街の芸舞妓が人力車に乗って京の街を行き
地元の子どもたちがわらべ歌を歌いながら
拍子木や太鼓に合わせてお囃子を唱えながら
灯りと花の路を練り歩いていました。



京情緒漂う京都の夜をあなたも素敵な人と
そぞろ歩きしてみませんか？
心にほっこり春の灯りが点ったように・・・
とても幸せな気分になりますよ。

京都・東山花灯路２００６は
３月１１日から２１日まで開催されています。