マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

家事の哲学

2006年05月08日 | 日記
GWが終わり、再び日常が始まりました。
昨夜、家族はきっちり「サザエさん病」にかかり
「ああ・・・明日からまた仕事かぁ・・・」ととても憂鬱そうでした。

それとは反対に、日曜日のサザエさんが始まる頃
専業主婦は気持ちがルンルン・ランランとしてくる。
家族が出て行った月曜日の朝、何ものにも代え難い開放感がある。
これが専業主婦の喜びのひとつでもあります。

日頃、自由に暮らしていると、家族と群れるのがしんどくなる。
そのくせ日常で少しでも帰宅が遅くなると、何かあったのでは?と
心配になり、携帯電話をかけてみたりします。
家族って変ですね。

我が家のGWは暦通りでした。
私は4月29日から「家事放棄」しました。
お洗濯は毎日していたけれど、食事は一切作りませんでした。

「お母さんは旅に出たと思って」と言って
一切台所には立ちませんでした。

家族はそれぞれに予定があって出かける日が多く
けれど家にいる時はピザを注文したり
ホカ弁やコンビにでお弁当を買ってきたり
自分でパスタを作ったり、レトルト食品も大活躍でした。
あとは外食三昧。
徹底して、朝・昼・夜、何も作りませんでした。

私も今日から日常に戻って、食事の支度をしなければ・・・・。
私は「衣食住」の中では「食」に重きを置いています。
究極の状態でこの3つのうち1つを選ぶならきっと「食」
無人島に漂流した時、先ず食べることを考えるでしょう。
食べることはエンドレスに続く欲望です。

私がもし男だったら
掃除や洗濯が下手でも、料理の上手な女と結婚したい。
一流大学出て料理のしない女より
学がなくても料理の上手い女と結婚したい。
それが男の喜びだと思うのだが・・・。

帰宅して冷凍食品を並べられて政治経済を語る女より
手作りの温かい味噌汁におふくろの味が並んで
何も言わずに給仕してくれる女の方が
男にとってどれだけホッとするだろう。

さてさて・・・
今日は冷蔵庫も冷凍庫も空っぽです。
私が台所に立たなくても、家族は自分で動いていたので
わずかにあった食材も空っぽでした。

今日は何が何でもスーパーマーケットへ行って
大量に食材を買ってこなきゃ、私の主婦業は失格です。

私はまとめ買いをする専門です。
昔から家計簿だけはきっちりつけているから
まとめ買いするのと、毎日買い物に行くのとでは
どちらが出費が多いか、昔、リサーチしたことがありました。
案の定、まとめ買いの方が出費の額が少なくて済みました。

毎日買い物に行くと、必ず何か余計なものを買って来ます。
これはなくても我慢できるものでも買ってしまう。
それに買い物は結構エネルギーを使うし
毎日豊富な食材を与えられて調理するより
段々少なくなっていく冷蔵庫の中身と奮闘しながら作る料理の楽しさ。

食材のやりくりは主婦の頭脳を活性化します。
私は時々冷蔵庫の中の残りもので天婦羅を揚げます。
鶏肉や海老もわずか、オクラや茄子やサツマイモもわずか
こんにゃくも残り物、椎茸に玉葱に味付け海苔なども。
この残り物の天婦羅は結構ご馳走です。
主婦は考えて、挑戦することが楽しいのです。

Kaimono1

最近は買い物をするのは週に2~3回です。
今日は袋の数は7個で、これは平均です。
日曜日などダーリンと行くと
袋の数は10数個にもなります。
本当にエンゲル係数が高いと呆れてしまいます。

平日はこれくらい買ってちょうど1万円くらいです。
1万円札を出して、おつりにわずかな小銭が戻ってくる。
今日は売り場で3日分のメイン料理のレシピを考えました。
そして付け合せにするものや汁物や
箸休めのレシピも考えて食材を買いました。

それに常備品の購入。
特価品の時には必ず調味料を買います。
これが結構お金がかかります。

レジで会計が進んでゆく。

「おお~~!久しぶりに1万円を突破」
「早く終われ、早く終われ」

もうレジのカウントが怖くなります。
結局、今日のお買い物は合計「13401円」

Kaimono2_1

お財布に小銭がいっぱいだったので
20501円支払って、7100円おつりをもらいました。
少しでも千円札を残しておきたいと、一瞬思ったのかも?
1万円札1枚出す時はそんな細かな支払い方はしないのに
1万円札2枚も出すとなると
おつりの千円札6枚より7枚の方がいいと思ったのでしょう。
気持ち的な抵抗です。

3日分の食材+常備品。
これできっちりご馳走が出来ます。
GW中、お料理をしなかった分のリバウンドです。
腕によりを掛けて、今夜のお料理を作りました。

本当に「おふくろの味」的家庭料理だけれど
今夜、家族は私の手料理に舌鼓を打ってくれました。
やっぱりたまにはストライキもいいものですね。
私のお料理の有り難味をわかってくれる。

料理を作る喜びは食べてくれる人がいること。
明日も愛情のスパイスをいっぱい効かせて
家族のために思いっきり美味しいお料理を作りましょう。

これが私の「家事の哲学」です。




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