
レイトショーで「ダ・ヴィンチ・コード」を観て来ました。
キリストの謎がレオナルド・ダ・ヴィンチの名画に隠されている。
アメリカのミステリー作家
ダン・ブラウンの世界的ベストセラー小説を映画化した
「ダ・ヴィンチ・コード」が20日から世界同時公開されています。
映画はパリのルーブル美術館で撮影され
美術館内の有名な絵画がスクリーンに映し出され
今、世界中の人たちが小説では味わえない
視覚的な興奮を個々に味わっていることでしょう。

ラングドン役のトム・ハンクスとソフィー役のオドレイ・トトゥが
警察の追跡をかわしながら
ダ・ヴィンチの作品に残された暗号を
ひとつひとつ解きながらキリストの秘密に迫っていきます。
映画では「モナリザ」や「岩窟の聖母」も登場しますが
キリストの秘密が隠されているのは「最後の晩餐」
この絵画はキリストが十字架に架かる前日に12人の弟子ととった晩餐の場で
この中に自分を裏切る者がいると告げるシーンを描いたもの。

映画ではラングドン(トム・ハンクス)の友人の学者が
「最後の晩餐」の絵画の写真を使いながら
キリストの秘密について語る場面が謎解きのキーワードです。
またキリストと「マグダラのマリア」の関係も興味深いものがあります。

そしてラストシーンの夜のルーブル美術館。
ガラスのピラミッドのエントランスの謎解きもまた
ラストにふさわしい素晴らしいものです。
事前に原作を読んでいると、より理解することが出来たでしょう。
私は原作どころか、「ダ・ヴィンチ・コード」の公式サイトも見ていませんでした。
ルーブルがどのような形でスクリーンに映し出されるか興味があったからです。
映画で紹介されるキリストの説が正しいかどうかを追求するより
エンターテイメントと割り切って観た方がより一層楽しめることでしょう。
キリスト教の基礎知識や聖書をよく理解する人が観ると
本当に楽しい映画だろうと思います。

「ダ・ヴィンチ・コード」の小説は一部から強い反感も出ています。
映画上映に当たって
他の国では映画の看板を燃やすなど暴動も起きています。
私は初めからフィクションだと思って観ました。
そう思うと抵抗なく観れます。
ルーブル美術館が初めて映画の撮影を許したことも大きな話題です。
世界の「モナリザ」が登場するシーンは、やはり震撼させられます。
今や世界中が「ダ・ヴィンチ・コード現象」に包まれています。
歴史的映画だと思います。 必見です。
物語にどんどん引き込まれていくサスペンス・ミステリー映画です。