小正月に行われる火祭りの行事
「とんど焼き」はほぼ全国的に共通で
竹や藁(わら)や杉の葉などで小屋ややぐらを作り
正月飾りや書初めを一緒に燃やし
繭玉だんごや餅を焼いて食べます。
「正月飾り」を燃やすということから
神様を空に送る。
つまり「正月の神様」が
空に帰っていくという意味が込められています。
このとんど焼きは今年一年の「無病息災」を祈って執り行われます。
私の地域の氏神さまでは
明日のとんど焼きを前に
今夜神事が執り行われました。
とんど焼きに点火するお焚きあげの儀式はとても厳粛で
地域の人々は
正月用のしめ飾りやしめ縄を持って氏神さまに出かけます。
それをお焚き上げの前に置いて
二拝二拍手一拝して無病息災を祈ります。
高く積まれた藁や青竹に点火されると
炎は思わぬほど燃え上がる。
青竹が割れる音がポンポンと響き渡る。
闇夜を突き抜けるような大きな音が耳に心地よい。
大阪市内ではダイオキシンや環境問題で
とんど焼きが出来ない神社も増えています。
けれど私の氏神さまでは
未だに古式ゆかしい儀式が執り行われています。
明日は早朝6時から夕方4時まで
とんど焼きが行われています。
松の内も取れて、これで正月気分が遠のいた。