今日のフォト。 ギャラリー古都(三條サクラヤビル6F)
京都市中京区河原町通蛸薬師東側塩屋町327
フリーカメラマン・中村 守氏の写真展「奥信越路(春花秋月)」に行ってきました。
7月25日に東京・赤坂で始まったこの写真展は、8月15日から名古屋
8月29日から福岡、そしてラスト9月11日から京都で開催。
私が行った16日は、京都ギャラリーでの最終日でした。
先ず、入り口で出迎えてくれた写真が、左上の朝焼けの棚田の写真。
タイトルは、「耳が痛むような静寂」(4月) そして朝陽が昇り始める。
「目覚める水面」(写真下・5月) 立ち込める雲海で棚田が黄金色に染まる。
「十六夜月に妖しく」(写真左上・5月)
何年も狙ってやっと巡り会えた、水芭蕉が咲く季節の十六夜の月。
午前3時の撮影。美しい月に水芭蕉が照らされて。
「春雨雨情」(写真右上・5月) 「燃える雪霧」(写真下・6月)
「梅雨の夏沼」(7月) 「夏の静寂」(7月)
夏にはこんな姿も見せてくれる。
「目覚めの牧場」(写真上・8月) 「夏の茜空」(写真下・8月)
牛が1頭また、1頭と目覚めるのだろう。カメラマンは早起き。
「みのり芳醇」(写真左上・9月) 「名月に照らされて」(写真右上・9月)
「初秋薄明」(写真下・10月)
「充る希望」(写真左上・10月) 「朝霧の大河」(写真右上・11月)
「まばゆい晩秋の陽」(写真下・11月)
「水面に揺れる秋」(写真左上・11月) 氷雨(写真右上・11月)
「ごめん 起こしちゃって」(写真左下・11月) 「白し朝のほとり」(写真右下・11月)
「樹氷の梢」(写真左・12月) 「桃色の夕霧」(写真右・1月)
中村 守氏の写真集は、奥信越路の写真を春夏秋冬に並べられていました。
そして最後のページは・・・
「めぐり来る春」・・・この写真で締めくくられていました。
中村氏の想いが、この1枚に込められているように思った。
ギャラリーの入り口です。(写真撮影・許可済み)
全紙2倍の大きさの写真が36点。圧巻です。
フイルム写真15点、デジタル写真21点。
こんなに大きな写真でも、ブレがない。
ギャラリー内で、中村 守氏とお話させて頂きました。
高校3年生の時、ミノルタ二眼レフに出会って今日まで撮り続けてきた方。
富士山の撮影には、30年近く没頭したという。
風景写真は、気が遠くなるような根気と
燃えるような情熱が無ければ、撮ることが出来ない。
待って、待って、待ち続けて、ようやく撮れる一瞬。
感動が突き上げてくるような、素晴らしい写真展でした。