今日のフォト。 黄色い絨毯と薄紅色の帯。
まるで春の夢を見ているような 風景でした。
ここは奈良県橿原市の「藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)」
今年もやはり 来るのが遅かった。
花筏(はないかだ)の醍醐池。
葉桜になった枝が多かったです。
桜は満開も美しいけれど、散り始めも美しい。
そして藤原宮跡からは、大和三山が見えます。
西側には、「畝傍山(うねびやま)」
北側には、「耳成山(みみなしやま)」
東側には、「香具山(かぐやま)」
香具山は 畝火ををしと 耳梨と 相あらそひき
神代より 斯くにあるらし 古昔も 然にあれこそ
うつせみも 妻を あらそふらしき
万葉集・中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)
香久山は、畝傍山を男らしいと思い、恋仲の耳成山と争った。
神代の昔からそうであるから、今でも愛する者を争い奪いたくなる。
藤原宮跡で出会った、幸せの風景。
風が吹く度に、桜の花びらが散り、新緑のもみじが色濃くなる。
この美しい風景を見て、思う。
ここは天国に一番近い場所 かもしれないと。
マドンナの「桜便り2017」、明日はいよいよ最後の桜です。
お楽しみください。