今日のフォト。 四天王寺・極楽門から見る夕陽。
西の方角にあるとされる、極楽浄土に行くには
浄土を思って、日没する様子を見つめる。
すなわち、「日想観」の修行をすること。
春と秋の彼岸の中日に、四天王寺の極楽門から
西門の石鳥居に沈む、夕陽が見える。
人々は昔から彼岸の中日には、ここに集まって
手を合わせ、祈りを捧げた。
極楽門に、僧侶たちが集まって
日想観の法要が、行われています。
夕陽の沈むのは、早い。
辺りは、段々と暗くなる。
西門の石鳥居に、夕陽がかかりました。
般若心経を唱えます。
夕陽は、石鳥居の間。
茜色に染まった、西の空を見つめながら祈る。
太陽は、彼岸の中日には
真東から昇り、真西に沈む。
石鳥居の下が、真西となる。
極楽浄土は、そこにある。
「鳥居の辺りに雲がある」
傍にいたカメラマンたちは
そんなことを言っていたけれど
薄い雲のお陰で、美しい夕陽が見えました。
秋は駆け足で過ぎて、冬がやって来る。
春が駆け足で過ぎて、夏が来たように。
今日から段々 昼の長さが短くなる。
みんな、いい秋 過ごしましょう。