今日のフォト。 お盆だから、奈良でも灯りをともしましょう。
奈良・浮見堂。
撮影
2012年8月=なら燈花会
2014年8月=なら燈花会
2016年2月=なら瑠璃絵
2020年8月、なら燈花会は、中止になりました。
けれど・・・
「なら燈花会」は形を変えて、「#おうちで燈花会」として開催。
今年だけの特別な場所で、無観客で行い
その風景をネット配信しています。
提灯(ちょうちん)さげて、参道を歩く。
まるで強い力に、導かれるように。
灯りのともる境内が、迎えてくれる。
「ここで一服、お茶でもしましょう。」
ご近所のワンちゃんが、ここにいたら
きっと鳴き止まないでしょう。
私たちが、お茶を飲むまでは。
「なら燈花会」 浅茅ヶ原の竹灯り。
枯れほおずきに、紅い実が包まれるように
ご先祖さまの魂を まぁるい竹かごが包む。
「なら瑠璃絵」のガラス細工の灯りは、儚くて美しい。
何億光年の星の世界からみると
人間の命もまた・・・
ガラス細工のように、儚きものなのだろう。
「なら燈花会」 浮雲園地
父や母や兄、そして叔父や叔母。
大好きだった人たちが、帰って来た。
灯りとなって。
お寺の鐘が鳴る。 時は止まらない。
来る時は馬に乗って、少しでも早く来てください。
帰る時は牛に乗って、少しでもゆっくり帰ってください。
胡瓜と茄子。
精霊馬と精霊牛に、こめられた想い。